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ランジにおける上体のポジション(女性における腰痛や下肢傷害において股関節伸展筋群のバランス不良が関連している)

2016.04.28 | Category: トレーニング

ランジと上体のポジション

ランジと上体のポジション

上体の姿勢による筋活動の違い

2008年に「Journal of Orthopaedic and Sports Physical Therapy :JOSPT」において、上体を前傾させたランジが股関節伸展筋群(殿筋群およびハムストリングス)の筋活動を増大させうるという研究結果が報告されました。

 

逆に、研究者は、上体が伸展(直立)している姿勢で行うフォワードランジにおいては、下肢筋群の同様な活動亢進はみられなかったと報告しています。

 

言い換えれば、上体を直立姿勢ではなく前傾姿勢にすることで、殿筋群とハムストリングスに特に焦点を当てやすくなります。

 

上体を完全に直立させた姿勢でのランジを実行することについて、特に問題となることはありませんが、直立姿勢での実施はより大腿四頭筋の活動が大きくなります。

 

機能的テストを利用した体幹の脆弱性(体幹の機能が低下していれば、胴体の側屈や股関節の内転・内旋・膝外反が確認でき、大殿筋や中殿筋の機能低下は、ランジの際に下肢のポジションを制御不能にする主な原因になる)

前十字靭帯損傷と筋活動

2007年には「Journal of Strength and Conditioning Research:JSCR」において、シングルレッグスクワットを実施した際に女性よりも男性のほうが概してハムストリングスの筋活動が亢進したという報告が掲載されました。

 

これらの研究は、女性のほうが男性よりもACL(前十字靭帯)損傷の危険性が2~8倍高いことからとても重要といえます。

 

このACL損傷が高まる傾向の裏付けとして、大腿四頭筋の活動亢進が、脛骨に対する過剰な剪断力をもたらし膝関節へ影響するという研究結果もあります。

 

「The Hunt Valley Consensus Conference on ACL injuries(American Orthopaedic Society for Sports Medicine)」は、大抵の女性においては、シングルレッグスクワット実施時に大腿四頭筋と比較してハムストリングスが弱く、ACL損傷の主な要因として、大腿四頭筋の伸張性筋活動がかかわっていると推測しています。

 

併せて、女性における腰痛や下肢傷害についても股関節伸展筋群のバランス不良が関連していると推測されています。

 

サスペンショントレーニングのテクニック(全身を一つのユニットとして動作を統合できるように、片脚の筋力とパワー、神経筋を鍛えることは、急な減速やカット、爆発的な加速は、試合の勝敗を決定づけるプレーの創造に必要なツールになる)

 

引用・索引Farrokhi.S.Pollard.CD.Souza.RB.Chen.YJ.Reischi.S and Powers.CM.Trunk position influences the kinematics.kinetics.and muscle activity of the lead lower extremity during the forward lunge exercise.J Orthop Sports Phys Ther 38:403-409.2008


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