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女子アスリートにおける神経筋の不均衡と前十字靭帯:ACL損傷リスク(着地による減速中、男子が示す膝関節屈曲モーメント(逆動力学を利用して測定)は、女子より3倍も大きい)

2016.05.05 | Category: 前十字靭帯損傷

女子アスリートにおける神経筋の不均衡とACL

女子アスリートにおける前十字靭帯損傷を神経筋制御

女子アスリートと前十字靭帯損傷リスク

女子における神経筋の不均衡とACL損傷リスクの増大に関して、提案されているもうひとつの理論は、膝関節伸筋に関して、相対的に低い屈筋の動員であり、これはクローズドチェーンの動的ハムストリングス/大腿四頭筋ピークトルクの出力を反映している可能性があると考えられています。

 

例えば、ハムストリングスの活動は膝関節の圧縮力を増加させ、膝関節を外部内反/外反負荷から安定させます。

 

体幹の機能不全と女子アスリートの前十字靭帯損傷リスク(コア機能不全の不均衡は、大腿部の高さ不均衡(ジャンプのピーク時)、ジャンプ間の休止、着地場所の不一致がみられる)

男女におけるハムストリングスと大腿四頭筋の活動

Hewettらは、着地による減速中、男子が示す膝関節屈曲モーメント(逆動力学を利用して測定)は、女子より3倍も大きいことを示しました。

 

また、女子被験者は男子被験者と比べて、等速性運動におけるハムストリングス対大腿四頭筋の割合が低く、膝関節外転(外反)モーメントが大きくなりました。

 

膝関節の外反モーメントの増大は、運動中のピーク衝撃力と有意に相関しており、女子アスリートにおいてACL損傷リスクを高めると考えられています。

 

Fordは、女子はジャンプの着地局面において、大腿四頭筋に釣り合うハムストリングスの活動増大を示さず、全体的に振幅が小さいことを報告しました。

 

女性選手の非接触型前十字靭帯損傷を防ぐには(体幹の安定性を重視し、中殿筋と股関節の外旋筋を発達させ、大腿四頭筋とハムストリングスの筋組織を強化する事は、着地時の外反トルクの有意な減少と、膝屈曲の有意な増加を促す)

 

女子選手における前十字靭帯損傷(男子選手と女子選手の機能的差異としては、体幹部の安定性の低さ、ハムストリングス活動の低さ、内側広筋斜頭の低発達、中殿筋の安定性の低さ、大腿四頭筋の伸張性筋力の低さが挙げられる)

 

引用・索引Asci A and Acikada C.Power production among different sports with similar maximum strength.J Strength Cond Res21:10-16.2006


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