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女子アスリートにおける前十字靭帯損傷(膝関節LOAD(外転トルク)における左右の差異が、ACL損傷経験のある女子は非損傷者の6.4倍大きかった)

2016.05.09 | Category: 前十字靭帯損傷

片側優位/後遺症欠陥の判断基準

膝の外反トルクにおける前十字靭帯損傷リスク

神経筋制御の欠陥

神経筋制御の欠陥は、女子アスリートにしばしばみられる「片側優位」であり、両脚間の筋力、コーディネーション、制御における不均衡と定義されます。

 

リスク評価の際には、左右の神経筋の筋力、柔軟性、コーディネーションにおける不均衡が損傷リスク増大の重要な予測因子となりうることをコーチは理解する必要があります。

 

女子アスリートにおける神経筋の不均衡と前十字靭帯:ACL損傷リスク(着地による減速中、男子が示す膝関節屈曲モーメント(逆動力学を利用して測定)は、女子より3倍も大きい)

動的外反数値と前十字靭帯損傷

女子アスリートにおけるACL損傷リスクに特異的な、動的外反数値における両脚の差異は、損傷経験のある女子には認められますが、非損傷者には認められません。

 

重要なことは、膝関節LOAD(外転トルク)における左右の差異が、ACL損傷経験のある女子は非損傷者の6.4倍大きかったことにあります。

 

女子アスリートはボックスドロップバーティカルジャンプ中に、外見上明らかな最大膝関節外反角における左右の差異を示す傾向があります。

 

さらに、損傷経験のある女子アスリートは、しばしばその後の損傷リスクを増大させるような両脚間の差異を示し、片側優位あるいは後遺症欠陥は、跳躍中の両大腿部の不均衡や足の接地非平衡(前後に)、そして接地タイミングのずれなどのタックジャンプ判断基準によって見出される可能性があります。

 

両脚間の差異を示すアスリートには、動的課題中の両脚間の均衡を向上させるためには、プライオメトリックエクササイズを併用したトレーニングプログラムを施すことが重要になります。

 

体幹の機能不全と女子アスリートの前十字靭帯損傷リスク(コア機能不全の不均衡は、大腿部の高さ不均衡(ジャンプのピーク時)、ジャンプ間の休止、着地場所の不一致がみられる)

 

女性選手の非接触型前十字靭帯損傷を防ぐには(体幹の安定性を重視し、中殿筋と股関節の外旋筋を発達させ、大腿四頭筋とハムストリングスの筋組織を強化する事は、着地時の外反トルクの有意な減少と、膝屈曲の有意な増加を促す)

 

女子選手における前十字靭帯損傷(男子選手と女子選手の機能的差異としては、体幹部の安定性の低さ、ハムストリングス活動の低さ、内側広筋斜頭の低発達、中殿筋の安定性の低さ、大腿四頭筋の伸張性筋力の低さが挙げられる)

 

引用・索引Asci A and Acikada C.Power production among different sports with similar maximum strength.J Strength Cond Res21:10-16.2006


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