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選手のトーナメント管理と回復戦略(トレーニングへの適応が最終的に確実にプラスへの結果をもたらし、マイナスの効果:オーバートレーニングの徴候を最小化することが重要になる)

2016.05.20 | Category: ラグビー

利用可能な回復戦略

大会中のトレーニングキャンプと試合前の回復戦略

大会前、大会中の回復戦略

7人制ラグビーのチームメンバーは短期間の集中的トレーニングと競技会のために集合します。

 

このような状況における疲労の残余は、どのような大会の試合においてもチームパフォーマンスを損なうであろうことは明らかです。

 

長時間の移動やなじみの環境から離れることから生じる問題(睡眠パターンの混乱、食事内容や食事時間の変化、新しい環境に置かれることによる注意力散漫、気温や湿度などの環境条件など)によって、この状況は選手にとってもサポートスタッフにとっても悪化する可能性があります。

 

下記は、IRB(国際ラグビー評議会)における大会前のトレーニングキャンプや、試合直前のトレーニングにおいて利用可能な実践的な回復戦略をタイプごとに簡単にまとめたものになります。

大会前キャンプのトレーニング後におけるセッション

  1. 総合的なフィールドセッション後にクールダウンを行う(ゆっくりとジョギングした後にウォーキング)。その後、静的ストレッチングと脚のリラクゼーション(パートナーによる内転筋、ハムストリングスのストレッチングなど)を行う。
  2. プールを利用する回復:5分間の冷水浴(12~15度)後に12~15分間の水治療法(約28度)。水治療法中にすべての主要な関節の低~中強度の運動を行い、最後は短時間の水中での静的ストレッチングで終える。
  3. セッションの合間の食事と水分摂取:市販のアイソトニック飲料(600ml)または水をセッション直後に飲ませる。トレーニング直後の1回目の水分補給以外は水を飲ませる(トレーニング時間外はアイソトニック飲料を飲ませない)。セッション中、アイソトニック飲料と水は常に選手の求めに応じて飲ませるようにすること。
  4. セッション直後に糖質とタンパク質を(4:1の比で)含む市販ドリンクなど、指示された所定のサプリメントを摂取させる。
  5. セッションの合間には「静かな時間」をもたせる。ミーティングルームで寝転んでビデオを見せたり、何もせずくつろいたりさせる。すなわち、ボールを蹴るなどの身体活動を行わせない。

大会中の宿泊ホテルでのセッション後

  1. 総合的なフィールドセッション後:クールダウン(ゆっくりとジョギングした後にウォーキング)、その後に静的ストレッチング(下背部と脚部を中心に)と脚のリラクゼーションを行う。
  2. セッション後の水分補給:トレーニングセッション中と直後にアイソトニック飲料または水を補給させる。トレーニング直後に1回目の水分補給以外は水を飲ませる(トレーニング以外にアイソトニック飲料を飲ませない)。セッション直後にプロテインバーを食べさせる。
  3. ホテルに戻る:5分間の冷水浴、5分間の温水風呂/プール(38~40度)。
  4. 夕食後の夜食:夕食後に追加で食事を取らせることが必要になる。午後6時半から翌朝8時半まで(14時間)食事なしで済ませることで、栄養価の低い食品のつまみ食いが起こる可能性がある。
  5. 日中およびセッションの合間の「静かな時間」には自室で静かに横にならせ、60~90分間くつろがせる。

7人制ラグビーの傷害発生調査(傷害は試合の後半戦において発生することが多く(p<0.001)、疲労の蓄積が重要な役割を果たしていることが示唆されており、7人制における下肢関節の傷害発生率は15人制のほぼ2倍である)

 

7人制ラグビーにおけるTime motion分析(生理学的応答(心拍数、血中乳酸濃度、筋グリコーゲン濃度など)を測定することにより、有酸素性能力、スピード、アジリティ、筋力、パワー、柔軟性そして競技特異的スキルの重要性が明示されている)

 

引用・索引Issurin V.New horizons for the methodology and physiology of training periodisation Sports Med 40:189-205.2010


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