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運動と食事摂取における代謝調節の概要(65%VO2max’(最大酸素摂取量)以上の強度では、CHOの利用率が圧倒的に高いのに対し、脂質の酸化が減少する)

2016.05.27 | Category: 栄養学

運動と摂食

運動と食事による代謝過程

運動と摂食の間における基質の利用調節

運動と摂食の間における基質の利用調節は、生化学者の間でも長年研究されている分野になります。

 

従来のグルコース-脂肪酸回路とは対照的に、現在では、インスリンが脂質の酸化を制限するだけではなく脂質の分解も抑制するという事実から、運動中の脂質の酸化は主として糖質(CHO)の利用可能量によって制御されるということが広く認められています。

 

さらに、運動前のCHOの摂食が脂質の分解率と酸化に及ぼす抑制効果は、食事の摂取後最大4時間継続します。

 

この点で、グリセミック指数が低~中強度にランクされる(したがってインスリン反応性の低い)CHO摂取は、グリセミック指数の高いCHOほど脂質分解と脂質酸化を低減しないと考えられます。

 

アスリートの増量に関連する栄養補給(運動直後に補給する糖質に関しては、1~1.2g/kg(BW)/hがよいとされ、それに準じて3:1の比率に応じてタンパク質量を決定することが望ましい)

運動中に基質がどのように利用されるのか

運動前の摂食に加えて、様々な強度や持続時間で行う運動中に、基質が基本的にどのように利用されるかを評価することも重要になります。

 

安定同位体法(食品などの水素、炭素、窒素及び酸素の安定同位体を測定する)を用いた初期の研究によると、65%VO2max’(最大酸素摂取量)以上の強度では、CHOの利用率が圧倒的に高いのに対し、脂質の酸化が減少することが示されています。

 

さらに、中強度のエクササイズをより長時間行うにつれて、CHOへの依存度が低下し、脂肪組織の分解から得られる血漿中の遊離脂肪酸への依存が増します。

 

このような基質の利用の変化を制御している正確な細胞内メカニズムは、簡単に言えば、高強度エクササイズに伴って増加した解糖流量により、利用可能な遊離カルニチンが減り、それが今度は、ミトコンドリア膜を通過する長鎖脂肪酸(LCFA)の運搬律速酵素であるカルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ(CPT1)の活性を低下させる、とのエビデンスもあります。

 

プロテインの種類により血漿アミノ酸濃度が変わる(分岐鎖アミノ酸であるロイシンはタンパク質の合成を増大させる

 

レジスタンストレーニングと分岐鎖アミノ酸:BCAA(ロイシンは、タンパク質合成促進機能、骨格筋タンパク質の分解を抑制することも証明されている)

 

引用・索引Badet C and Quero F,The in vitro effect of manuka Honeys on growth and adherence of oral bacteria Anaerobe 17:19-22.2011


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