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前十字靭帯損傷と外反モーション(ACLを受傷した選手は、プレシーズンのスクリーニングにおいて着地の初期接地における膝関節の外転角度が大きく、着地中の最大変位も大きかった)

2016.06.07 | Category: 前十字靭帯損傷

前十字靭帯と外反モーション

女子アスリートと前十字靭帯損傷(外反モーション)

女子アスリートと外反モーション

Malinzaらは、女子アスリートはすべてのカッティング課題中に一貫して外反モーションを示し、これはランニング動作に関しても同じであることを見出しました。

 

また、女子アスリートが男子よりも外反モーションを示す傾向は、男女差のある身長などの因子とは無関係に一貫していました。

 

例えば、身長に関して数値を正規化しても、女子バスケットボール選手は男子と比べて、着地中に有意に多くの外反モーションを示す傾向にありました。

 

しかし、Hewettらによると、思春期前の男女に関しては、「内側へ向かうモーション」においていかなる差異も認められなかったと報告しています。

 

この点を考慮すると、このような男女差が青年期に発生し、女子は加齢につれて外反モーションが増加している可能性があります。

 

女子アスリートにおける前十字靭帯損傷(大腿四頭筋優位と呼ばれている神経筋制御は、膝関節の伸筋と屈筋の筋力、動員、コーディネーションの不均衡と定義される)

内側へ向かうモーション

内側へと向かうモーションとは、身体の正中線へ向かう膝関節の動きを指します。

 

要するに外反モーションのことであり、この研究において、思春期前の女子の内側へ向かうモーションは男子と同程度であることが見出されました。

 

しかし、思春期後の男子や思春期前の女子と比べて、着地中の内側へ向かうモーションが多く、外反角も大きくなりました。

 

女子アスリートにおける前十字靭帯損傷(膝関節LOAD(外転トルク)における左右の差異が、ACL損傷経験のある女子は非損傷者の6.4倍大きかった)

女子アスリートの潜在的ACL損傷リスク

外反モーションには上述のような差異が存在するにもかかわらず、競技別の外反モーションの差異は明白ではなく、高校女子バスケットボール選手とサッカー選手が特にカッティングを行う際の障害リスクはほぼ同じと考えられています。

 

そして、外反アライメントもACL損傷リスクである可能性があります。

 

特に膝関節の外反モーメント角度は、若年女子バスケットボールとサッカー選手においてACL受傷の重要な予測因子になります。

 

例えば、シーズン中にACLを受傷した選手は、プレシーズンのスクリーニングにおいて着地の初期接地における膝関節の外転角度が大きく、着地中の最大変位も大きくなりました。

 

また、ACL受傷直前の足の位置と下肢の角度をビデオ分析によって測定したところ、接地初期以後に膝関節の外転モーメントが漸進し、女子アスリートは男子よりも膝関節が大きく外転していることが判明しました。

 

女性選手の非接触型前十字靭帯損傷を防ぐには(体幹の安定性を重視し、中殿筋と股関節の外旋筋を発達させ、大腿四頭筋とハムストリングスの筋組織を強化する事は、着地時の外反トルクの有意な減少と、膝屈曲の有意な増加を促す)

 

女子選手における前十字靭帯損傷(男子選手と女子選手の機能的差異としては、体幹部の安定性の低さ、ハムストリングス活動の低さ、内側広筋斜頭の低発達、中殿筋の安定性の低さ、大腿四頭筋の伸張性筋力の低さが挙げられる)

 

引用・索引Asci A and Acikada C.Power production among different sports with similar maximum strength.J Strength Cond Res21:10-16.2006


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