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膝のアライメントとACL閾値の評価(前十字靭帯損傷閾値はニュートラルなアライメントにおいて最も高く、自重の5.1倍になり、アライメントが外反または内反になると、ACL損傷閾値はそれぞれ自重の2.2倍と2.1倍に低下した)

2016.06.08 | Category: 前十字靭帯損傷

ACL閾値

前十字靭帯損傷における外反モーションの閾値

ACL(前十字靭帯)閾値の評価

Chaudhari&Andriachiは下肢モデルを利用して、膝のアライメントとそこから生じるACL(前十字靭帯)閾値を評価しました。

 

ここでいうACL閾値とは、膝関節が8°を超えて内側へ向かうか、または外側へ開くまでに、ACLが耐えられることのできる力の最大値を指します。

 

前十字靭帯損傷と外反モーション(ACLを受傷した選手は、プレシーズンのスクリーニングにおいて着地の初期接地における膝関節の外転角度が大きく、着地中の最大変位も大きかった)

ACL損傷閾値はニュートラルなアライメントにおいて最も高い

Chaudhari&Andriachiのモデルによると、ACL損傷閾値はニュートラルなアライメントにおいて最も高く、自重の5.1倍になりましたが、アライメントが外反または内反になると、ACL損傷閾値はそれぞれ自重の2.2倍と2.1倍に低下しました。

 

言い換えると、膝関節で外反または内反モーションが起きている際は小さな力でACLが損傷し、極度の外反モーション時には、ACL損傷に先行して膝関節が内側に崩れている可能性があります。

 

膝関節の外反モーションはACLの損傷を予測し、それに先行することが示されており、女子バスケットボールおよびサッカー選手は男子と比べて、特に着地中とカッティング中に膝関節の外反モーションを大きく示す傾向があります。

 

したがって女子バスケットボールおよびサッカー選手は、これによってもたらされるACL損傷リスクが高いと考えられています。

 

女子アスリートにおける前十字靭帯損傷(大腿四頭筋優位と呼ばれている神経筋制御は、膝関節の伸筋と屈筋の筋力、動員、コーディネーションの不均衡と定義される)

 

女性選手の非接触型前十字靭帯損傷を防ぐには(体幹の安定性を重視し、中殿筋と股関節の外旋筋を発達させ、大腿四頭筋とハムストリングスの筋組織を強化する事は、着地時の外反トルクの有意な減少と、膝屈曲の有意な増加を促す)

 

女子選手における前十字靭帯損傷(男子選手と女子選手の機能的差異としては、体幹部の安定性の低さ、ハムストリングス活動の低さ、内側広筋斜頭の低発達、中殿筋の安定性の低さ、大腿四頭筋の伸張性筋力の低さが挙げられる)

 

引用・索引Asci A and Acikada C.Power production among different sports with similar maximum strength.J Strength Cond Res21:10-16.2006


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