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ブログ記事

前十字靭帯損傷と筋の共収縮(大腿四頭筋とハムストリングスのバランスのとれた共収縮は、脛骨の前方移動の大きさに影響を及ぼし、前向きの力がもたらす膝関節への負荷を23%減少させた)

2016.06.15 | Category: 前十字靭帯損傷

筋の共収縮

筋肉の共収縮 大腿四頭筋とハムストリングスの筋力差

大腿四頭筋とハムストリングスのバランス

大腿四頭筋とハムストリングスのバランスのとれた共収縮は、脛骨の前方移動の大きさに影響を及ぼし、前向きの力がもたらす膝関節への負荷を減少させます。

 

Liらは、死体膝に対して膝関節の屈曲角0°、15°、30°、60°、90°、120°で大腿四頭筋だけに負荷をかけた場合の影響に調査をし、大腿四頭筋だけに負荷をかけているとき、脛骨の前方移動は完全伸展である0°から30°で増加しましたが、その後、膝関節の屈曲角が増大するにつれて減少しました。

 

また、ACLにかかる力は、大腿四頭筋だけに負荷をときは0°から15°で増加し、その後、屈曲角が増大するにつれて減少しました。

 

膝のアライメントとACL閾値の評価(前十字靭帯損傷閾値はニュートラルなアライメントにおいて最も高く、自重の5.1倍になり、アライメントが外反または内反になると、ACL損傷閾値はそれぞれ自重の2.2倍と2.1倍に低下した)

脛骨の前方への移動

一方、大腿四頭筋とハムストリングスの両方に負荷をかけたときは、脛骨の前方への移動は0°と15°を除いたすべての屈曲角で、大腿四頭筋だけに負荷をかけた場合よりも有意に減少しました。

 

またACLにかかる力は、大腿四頭筋とハムストリングスの両方に負荷をかけている場合よりも15°、30°、60°で有意に減少しました。

 

大腿四頭筋だけに負荷をかけた場合に最も大きな力が生じた膝関節の屈曲角は15°で、大腿四頭筋とハムストリングスの両方に負荷をかけるとACLにかかる力が23%低下しました。

 

また膝関節が完全に伸展している際は、大腿四頭筋だけに負荷をかけても、大腿四頭筋とハムストリングスの両方に負荷をかけても、ACLにかかる力には有意差はみられませんでした。

 

これは、アスリートがこの姿勢を可能な限り避けるべきであることを示唆しています。

 

いずれにせよ、大腿四頭筋が力強く収縮する動作においては、ハムストリングスが同時に収縮することによって、ACLの歪みを減らすことに役立ちます。

 

前十字靭帯損傷と外反モーション(ACLを受傷した選手は、プレシーズンのスクリーニングにおいて着地の初期接地における膝関節の外転角度が大きく、着地中の最大変位も大きかった

 

引用・索引Asci A and Acikada C.Power production among different sports with similar maximum strength.J Strength Cond Res21:10-16.2006


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