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運動前の静的ストレッチ(力の発揮において、筋腱単位:MTUの過度なスティフネスは重要な要素になるため、柔軟性の過度な増加は力とパワー発揮能力を低下させる)

2016.07.08 | Category: ストレッチング

運動前の静的ストレッチ

静的ストレッチ

等尺性筋収縮と静的ストレッチ

多くのアスリートは、スポーツ活動に参加する際に、軽いジョギングと静的ストレッチングから始め、最後に競技特異的な活動へ進みますが、このようなウォームアップの実施は、様々な速度における等尺性筋力や動的筋力の減少が原因で起こるパフォーマンスの低下と関連づけられています。

 

ストレッチの生理学的作用(受動的なストレッチを10分行うと速筋である指伸筋のAkt活動が有意に増大し、機械的張力が、速筋線維内のAktを活性化する仕組みに関わる可能性がある)

等尺性筋力と動的筋力

等尺性筋力は明らかに動的安定性に意味を持ち(可動性にも直接影響を与える)、一方、動的筋力はパフォーマンスにとって最も重要になります。

 

複数の研究から、エクササイズ前の静的ストレッチングは、低速・高速フォースの運動(パワーリフティングなど)や高速・低フォースの運動(垂直跳びやスプリントなど)にマイナスの影響を及ぼすことが明らかになっています。

 

若干の研究は長時間のストレッチングは筋腱単位(MTU:musculo-tendinous unit)の柔軟性を過度に高めることを示唆しています。

MTUの過度なスティフネス

力の発揮において、MTUの過度なスティフネスは重要な要素になるため、柔軟性の過度な増加は力とパワー発揮能力を低下させます。

 

このような柔軟性の改善は、筋への神経伝達を減少させるだけではなく、伸張-短縮サイクルの効果を損ないます。

 

簡単に言えば、柔軟性に富むMTUは柔軟性の低いMTUほど効果的に弾性エネルギーを貯蔵できないということになります。

 

しかし、注意すべき点として、パフォーマンスに対する静的ストレッチングの影響を調査した多くの研究において、長めのストレッチングや高強度エクササイズの直前に行うストレッチングは、典型的な競技前のウォームアップとは異なります。

 

これらの要因を考慮すると、青少年アスリートのトレーニングプログラムに静的ストレッチングを取り入れることは、個人レベルで検討しなければなりません。

 

一般に、個人に合わせた柔軟性エクササイズの必要性は、アスリートが身体的に成熟するにつれて高まります。

 

具体的には、思春期前の青少年は通常、柔軟性はあまり強調せずに、神経筋の発達に重点を置く必要があります。

 

筋力強化を考えた場合のセット間ストレッチの活用(活動中の筋に乳酸、水素イオン、ナトリウムイオンとリン酸の蓄積をもたらし、エクササイズに対する成長ホルモン(GH)の応答に重要)

 

引用・索引Bachele T and Earle R,eds,Essentials of Strength Training and Conditioning.Champaigh,IL,Human Kinetics,2008 397-402

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