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整形外科的疾患に対するEMSの効果(電気刺激は低い運動強度で解糖系エネルギー利用の高い速筋線維の動員を可能にし、筋エネルギー消費、グリコーゲン代謝、糖代謝を活性化できる有用な手段である)

2017.11.06 | Category: トレーニング

整形外科的疾患

整形外科疾患に対するEMSの効果

前十字靭帯再建手術後の患者の筋萎縮の予防に対するEMSの効果も検証されています。

 

この研究では、前十字靭帯断裂の20名の患者を無作為に2群に分け、手術後2日目から4週間、コントロール群は通常のリハビリプログラムのみに参加し、筋電気刺激群はリハビリとEMSプログラム(20Hz、5秒刺激、2秒休止、20分間)に参加しました。

 

その結果、従来のトレーニングのみを行なうCON群よりも術後早期の筋萎縮および筋力低下を有意に抑制する効果を認めました。

 

また、術後3ヶ月後の中期的な経過においても術後早期に電気刺激トレーニングを導入したほうが膝伸展筋力の回復力は高くなりました。

 

骨格筋低周波電気刺激法:EMSによる運動療法の可能性(電気刺激は低い運動強度で解糖系エネルギー利用の高い速筋線維の動員を可能にし、筋エネルギー消費、グリコーゲン代謝、糖代謝を活性化できる有用な手段である)

電気刺激が生体に起こす生理学的変化

これらの一連の研究結果から、電気刺激は低い運動強度で解糖系エネルギー利用の高い速筋線維の動員を可能にし、筋エネルギー消費、グリコーゲン代謝、糖代謝を活性化できる有用な手段であることが明らかになりました。

 

さらに速筋線維の選択的刺激は高齢者の廃用性筋萎縮の予防のみならず、筋肥大を起こされる可能性も秘めています。

 

これらの知見は、寝たきり老人、糖尿病性合併症や心血管系合併症、その他の整形外科的拘束によって運動が制限される人々などに代謝改善効果を高める可能性を示唆しており、介護予防、予防医学、治療医学の観点からも今後の研究が期待されています。

 

EMSトレーニングと競技特異的トレーニングの併用(電流の「強度(ミリアンペア)」とそれによって「引き起こされる力(%最大随意収縮)」は強い相関関係がある)

 

引用・索引Irrcher I , Ljubicic V,Hood DA :Interactions Between ROS and AMP kinase activity in the regulation of PGc-1a Transcription in skeletal muscle cells .Am J Physiol Cell Rhysiol296:C116-C123.2009


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