MENU TEL

ホーム > Blog > トレーニング > ランニングにおいて鉛直方向の力発揮(離地前に身体の前進速度を増大させる推進力があれば、着地時に身体の速度を低下させるブレーキ力は容易に相殺されると考えられている)

ブログ記事

ランニングにおいて鉛直方向の力発揮(離地前に身体の前進速度を増大させる推進力があれば、着地時に身体の速度を低下させるブレーキ力は容易に相殺されると考えられている)

2016.12.06 | Category: トレーニング

鉛直方向の力発揮

ランナーにおける鉛直方向の力発揮

重力に抵抗して発揮される力を増大させるには

一定速度でのランニングにおいては、打ち勝つべき水平方向の抵抗はほとんどないかゼロであり、離地前に身体の前進速度を増大させる推進力があれば、着地時に身体の速度を低下させるブレーキ力は容易に相殺されると考えられています。

 

また重力に打ち勝つ必要上、補助を必要とするのはストライドの鉛直成分のほうになります。

 

したがって、重力に抵抗して発揮される力を増大させれば離地時の鉛直速度が増大し、その結果、走速度の向上が得られると予想されます。

 

高速と低速のランナーの接地時間(高速ランナーと低速ランナーの間にみられる最大ストライド頻度の差は、高速のランナーおよびランニングにおいてストライド当たりの接地時間が短いことが起因する)

最大速度を向上させるためには

Weyandらは、鉛直方向の力発揮の増大は最大速度を向上させるためにランナーが用いている主要メカニズムであると報告しています。

 

最大速度において重力に抵抗して発揮される体重当たりの力は、高速ランナーの1.26倍にのぼったことが回帰方程式によって明らかになっています(r2=0.39)。

 

また同一被験者の異なる走速度間で比較したところ、高速の最大速度を記録した下り傾斜でのランニングとでは、発揮された鉛直方向の力の大きさに有意差が認められました(それぞれ2.30±0.06/BWと1.76±0.04BW)。

 

Munroらは、走速度が3m/秒から5m/秒に上昇すると、鉛直方向の最大GRF(体重当たり)は1.40±0.11BWから1.70±0.08BWに増大したと報告しています。

 

報告されている被験者の平均体重から計算すると、これらの力はそれぞれ1.9BWと3.0BWに相当すると推定されます。

 

ストライド頻度とストライド時間(ストライド頻度はストライド時間の影響を直に受け、そしてストライド時間は遊脚時間(滞空時間)および接地時間(立脚時間)の影響を受ける)

 

引用・索引Transference of Strength and Power Adaptation to Sports Performance-Horizontal amd Vertical Force Production


ページトップ