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スプリントにおける水平方向の力発揮(速度を維持するためには水平方向の推進力はブレーキと等しくなくてはならないが、速度を向上させるためには推進力がブレーキを上回らなくてはならない)

2016.12.07 | Category: トレーニング

水平方向の力発揮

水平方向の力発揮

最大速度でのスプリントにおける決定的因子

最大速度でのスプリントにおける決定的因子は水平方向の推進力の増大であるとする説もあります。

 

速度を維持するためには水平方向の推進力はブレーキと等しくなくてはなりませんが、速度を向上させるためには推進力がブレーキを上回らなくてはなりません。

 

このことは、水平方向の推進力が速度向上と加速に重要な役割を果たしていることを示唆しています。

 

ストライド頻度とストライド時間(ストライド頻度はストライド時間の影響を直に受け、そしてストライド時間は遊脚時間(滞空時間)および接地時間(立脚時間)の影響を受ける)

走速度を向上させるには

Hunterらは、相対的な推進力積はスプリント速度の分散の57%(r2=0.57)を説明していますが、一方で、相対的な鉛直方向の力積はスプリント速度の分散をそれ以上説明しないことを、重回帰分析を用いて明らかにしました。

 

Nummelaらもこれを裏付ける結果を示しており、推進局面における最大走速度と体重当たりの水平方向の力の間には有意な相関関係があると報告しています(r=0.66)。

 

そして、ここでもまた、体重当たりの鉛直方向の力と最大走速度の間には関連性は認められませんでした。

 

Munroらは、速度が3.0m/秒から5.0m/秒に上昇すると体重で標準化した推進力積は79%増大し、0.14±0.01BWI(Body Weight Impulse)から0.25±0.2BWIになったと報告しています。

 

同じ速度幅において、鉛直方向のGRFは21%しか増大しなかったと報告しています。

 

以上の研究結果は、走速度を向上させる上で、水平方向の力発揮は鉛直方向の力発揮よりも重要であることを示唆しています。

 

高速と低速のランナーの接地時間(高速ランナーと低速ランナーの間にみられる最大ストライド頻度の差は、高速のランナーおよびランニングにおいてストライド当たりの接地時間が短いことが起因する)

 

引用・索引Transference of Strength and Power Adaptation to Sports Performance-Horizontal amd Vertical Force Production


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