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脊髄損傷に対するトレーニングの注意点(脊髄損傷(SCI)の患者は起立性低血圧(姿勢によって発生する低血圧)および運動性低血圧、また体温調節機能にも問題を抱えている可能性がある)

2017.08.15 | Category: 脊髄損傷

脊髄損傷に対するレジスタンスおよび有酸素性トレーニング

脊髄損傷とトレーニング

脊髄損傷(SCI)の患者は起立性低血圧(姿勢によって発生する低血圧)および運動性低血圧があり、また体温調節機能にも問題を抱えている可能性があるため、激しい有酸素性運動には耐えられません。

 

しかし、トレーニングが適切であれば、有益な生理学的適応を得ることが可能になります。

 

Figoniらは、ピークパワーとピーク酸素消費量において10~20%の向上を報告しました。

 

これ以外にも、SCIの患者が日常的に筋力および持久力エクササイズを行なう場合に期待される成果として、活動する筋量の増大、筋力の向上、手に車椅子の駆動力の向上、機能的自立が挙げられます。

 

運動誘発性筋痙攣に対する神経学的刺激(持続的で異常な脊髄反射活動、筋紡錘の求心性活動を増加させる一方で、ゴルジ腱器官の求心性活動を低下させる)

有酸素性運動と脊髄損傷

運動をしないSCI患者と比べると、運動をするSCI患者は、最大心拍出量において最高で23%の増加、最大1回拍出量において最高で22%の増加を示す可能性があります。

 

また全被験者を対麻痺患者とするある研究においては、12週間のサーキットトレーニングに対して、プラスの生理学的反応が示されました。

 

平均するとこの研究の10名の男性被験者は、ピーク酸素消費量が30%、疲労までの時間が31%、ピークパワーが16%、そして上半身全体の筋力が21%増大しました。

 

対麻痺の患者は身体活動を行なうことによって、筋力、筋持久力、および有酸素性能力を含めて、上半身の高い身体能力を獲得することが可能になります。

 

一方、四肢麻痺の患者は神経筋系および自律神経系機能が低下しているため、上半身の身体能力の向上は、通常、対麻痺の患者の半分以下に留まります。

 

運動誘発性筋痙攣の生理学的メカニズム(筋紡錘からの求心性神経活動が増加し、ゴルジ腱器官からの入力が低下すると、結果的に運動ニューロン細胞体で弛緩を命じるシグナルが受信されなくなる)

 

引用・索引Spinal Cord Injury Information Available at http://SCI-info-pages.com/facts.html.Accessed:March5.2009


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