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野球における戦略的エクササイズ処方:傷害予防とパワー発揮の両立(競技力向上プログラム作成にあたって、常に特別な注意を払うべきことは、多様な角度と速度を用いた様々な筋刺激を通じて、特異的適応を獲得することになる)

2017.01.11 | Category: 投球障害治療

傷害予防とパワー発揮

野球トレーニングにおいての傷害予防とピリオダイゼーション

野球の競技力向上における中心的要素

レジスタンストレーニングと無酸素性コンディショニングは、今なお野球の競技力向上における中心的要素になります。

 

野球の競技力向上プログラム作成にあたって、常に特別な注意を払うべきことは、多様な角度と速度を用いた様々な筋刺激を通じて、特異的適応を獲得することになります。

 

しかもそのような刺激を効果的に実施し、反復的に適用しなければなりません。

 

長く持続する耐久力を野球選手に身につけさせるためには、股関節、脊柱、および肩甲骨を含む動作を中心に、高度で戦略的、そして各選手個別のエクササイズ処方を行なう必要があります。

 

ジュニア野球選手の基本的な体力の獲得の意義(安定性を得ることで、動作の中での可動を効率化、静的、動的なバランス能力を向上させることで、野球の技術向上における基礎、障害のリスクを軽減させる)

ピリオダイゼーション

ピリオダイゼーションは、1年を複数の期に分けたトレーニングモデルになります。

 

それらの期とは準備期、第一移行期、試合期、および第二移行(積極的休養)期になります。

 

最近では、これらの期をサイクル(マクロサイクル、メゾサイクル、ミクロサイクル)、またはシーズン(オフシーズン、プレシーズン、インシーズン、ポストシーズン)と呼ばれています。

 

準備期(オフシーズンおよびプレシーズンのトレーニング)には、獲得したいトレーニング適応に応じて、筋肥大/持久力、基礎筋力、および筋力/パワーなどの段階を組み込むことが可能になります。

 

各段階における漸進は、トレーニングの総量と強度に基いて決定されます。

 

オフシーズンのピリオダイゼーションの主目的は、基礎レベルの筋力を強化し、筋力とパワーの強化を目標とするプレシーズンへの移行に備えることになります。

 

それにより、新シーズンの開幕に向けて、選手の準備を最高の状態にもっていくことが可能となります。

 

ジュニア野球選手のトップアスリートとしてスキル向上を目指す際に重要とされる能力(「完成像、理想像を明確にもつ」「運動観察眼をもつ」「動きのコツを明確に挙げることができる」「指導者や仲間の「ことば」を理解できる」)

オフシーズンとプレシーズン

コンディショニング専門職は、オフシーズンとプレシーズンの時期を利用して、野球のパフォーマンスを高める動作スキルおよび筋力の向上に重点を置いた、包括的プログラムを作成、実施する場合が多くなります。

 

あらゆるパフォーマンス向上プログラムは、関節安定性および関節運動の評価と向上に基盤を置くべきであり、この基盤を足ががかりとして、受傷リスクの低減と筋力のさらなる向上を試み、より高強度のトレーニングを実施できる複雑な動作パターンへの漸進を試みます。

 

アプローチを急ぎ、不適切な漸進を行っていると、最高にパワフルな選手でさえ非機能的な動作パターンに陥り、受傷リスクも高めるおそれがあり、従来の概念も新しい概念も検討し、常に進化する理論やテクニックに関して、いつ、何を、どのような目的で利用し、組み合わせるかを理解することが、優れた個別プログラムの作成にあたり、バランスの取れた年単位のアプローチを行なうためのカギになります。

 

ジュニア競技選手の傷害予防プログラム(FIFA-11プログラムは体幹の安定化、ハムストリングのエキセントリックトレーニング、バランスエクササイズによる固有感覚受容器の向上、下肢筋群の動的安定化とプライオメトリックによる神経筋コントロールの要素を含んでいる)

 

ジュニア選手の最も身長が伸びる時期(PHV:Peak Height Velocity)を考える(急激な骨の伸長により骨密度が一時的に停滞もしくは低下し、筋の組織形態が追いつかず張力の高い状態(柔軟性の低下)になる)

 

引用・索引Wathen D Baechle TR and Earle RW Periodization In Essentials of Strength Training and Conditioning Baechle TR and Earle RW eds Champaign IL Human Kinetics.2008pp507-522


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