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骨盤の不安定性やそれに伴う筋のアンバランスに関連付けられる股関節の障害とは(アスリートによくみられるパターンのひとつが、股関節屈曲筋群や腰部伸展筋群は強固ではあるが硬く、その一方で、腹筋群や股関節伸展筋群は伸張性はあるが弱いという状態になる)

2017.01.13 | Category: 投球障害治療

表層筋力vs深層筋力

野球における深層筋と表層筋トレーニング

股関節と障害

いくつかの股関節関連の傷害、例えば、腰痛や股関節屈曲筋、ハムストリングスおよび鼠径部の挫傷、腹部ヘルニアなどは、多くの場合、骨盤の不安定性やそれに伴う筋のアンバランスに関連付けられます。

 

アスリートによくみられるパターンのひとつが、股関節屈曲筋群や腰部伸展筋群は強固ではあるが硬く、その一方で、腹筋群や股関節伸展筋群は伸張性はあるが弱いという状態になります。

 

このような筋のアンバランスや筋力不足を修正する最善の方法は、短縮した構造の伸張と可動化を行ない、それと同時に、等尺性筋活動を用いて股関節伸展筋群および腹筋群(腹横筋および多裂筋)の再教育と強化を行なうことになります。

 

ジュニア選手の最も身長が伸びる時期(PHV:Peak Height Velocity)を考える(急激な骨の伸長により骨密度が一時的に停滞もしくは低下し、筋の組織形態が追いつかず張力の高い状態(柔軟性の低下)になる)

股関節の強化テクニック

コアの基礎が獲得されている場合には、一般的な腹部および股関節の強化テクニックを加えることで、すでに獲得した等尺性筋力を補強し、さらに向上させることができます。

 

その結果得られる骨盤のポジショニングと安定性の改善は、周辺の関節と軟部組織を保護することにつながります。

 

「プレリハビリテーション」エクササイズ(傷害予防のためのトレーニングルーティンに広く適用されているリハビリテーション的なエクササイズ)を漸進させても、パワー発揮にはすぐには成果をもたらさないかもしれませんが、負荷の伝達効率が改善されることで、結果的にパワー発揮やスピードの向上につながる可能性があります。

 

基礎的な固有感覚テクニックを重点的に行なうことは、アスリートが身体の諸構造を、様々な角度で、コントロールしながら、高速度で正確な位置に置くことを可能にします。

 

基礎が獲得できたら、より爆発的(プライオメトリックス)な要素をこれに加え、同じ動作をより高負荷、高速度で行わせます。

 

野球における戦略的エクササイズ処方:傷害予防とパワー発揮の両立(競技力向上プログラム作成にあたって、常に特別な注意を払うべきことは、多様な角度と速度を用いた様々な筋刺激を通じて、特異的適応を獲得することになる)

 

引用・索引Wathen D Baechle TR and Earle RW Periodization In Essentials of Strength Training and Conditioning Baechle TR and Earle RW eds Champaign IL Human Kinetics.2008pp507-522


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