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レジスタンストレーニングに起因する肩関節複合体の傷害(疫学的報告によると、肩関節複合体は主要な負傷部位であり、その羅患率は22~36%に及ぶ)

2017.02.01 | Category: 投球障害治療

肩の傷害

肩の傷害とハイファイブとの関係性

肩関節複合体の負傷

疫学的報告によると、肩関節複合体は主要な負傷部位であり、その羅患率は22~36%に及びます。

 

Keoghらは、オセアニア地域のウェイトリフティング選手(n=101)の調査を行ない、傷害パターンを調べた研究によると、肩関節複合体は報告された全傷害の36%を占め、最も受傷頻度の高い部位になりました。

 

またGoertzenらは、調査対象者(n=358)の傷害の期間と部位の両方を調査し、肩関節複合体が34%で最も負傷する率が高いと報告しています。

 

レジスタンストレーニングに起因する肩の障害(RTを集団で起こる傷害や障害のうち最大36%が肩関節複合体で発生している)

軟部組織の傷害

RT集団の間で主に報告された軟部組織の傷害には、ローテーターカフ、上腕二頭筋、および大胸筋の筋組織が含まれます。

 

RT中の傷害を報告した121名のウェイトリフティング選手の調査では、27%がRT中の肩関節痛により最長7日間エクササイズを行なう能力が制限されました。

 

最も多く確認された疼痛の部位は、上腕二頭筋長頭(肩の起始部分)と棘上筋の筋組織になりました。

 

骨組織の核医学的検査を実施した12名のアマチュアウェイトリフティング選手をサンプルとして傷害パターンを調査した研究では、サンプルは、主にスポーツ活動のための筋力増大を図る補助的方法としてRTに参加した被験者で構成されていました。

 

この調査結果からは、大多数の傷害が肩の領域で置きたこと、そしてその主な患部は上腕二頭筋長頭とローテーターカフの腱であったことが明らかになりました。

 

またCopeらは、上腕二頭筋長頭の断裂のうち3つの症例はRTが直接の原因であったと報告しています。

 

肩関節後部の柔軟性エクササイズ(水平内転(クロスアームストレッチ)などは、肩甲骨を安定させずに行なうと、肩甲胸郭関節が代償運動を行ない、本来の効果が得られないおそれがある)

ハイファイブポジションと大胸筋傷害

大胸筋の傷害は、急性外傷として出現することが多く、大胸筋の組織は上肢のエクササイズを行なう際の主なパワーの発生源であり、また望ましい筋肥大が期待される領域でもあるため、この筋の対して集中的なトレーニングが行われることが多くなります。

 

研究者らは、RTが原因の大胸筋断裂の症例を報告しており、Bakらは、大胸筋の断裂に関する112件の症例報告のメタ分析を行いました。

 

その調査結果から、大胸筋の断裂が最も頻繁に起こるのは、外転-外旋位の「ハイファイブ」ポジションであることが明らかになりました。

 

また112件のうち54件の症例はウェイトリフティングが原因でした。

 

さらに112件中29件の症例は、明らかにベンチプレスが原因で発生していました。

 

ベンチプレスに起因する大胸筋の断裂に関する調査から、断裂は、伸張性の下降局面で最も起こりやすいことが示されました。

 

ベンチプレスに加え、バーディップスやチェストフライの結果としても大胸筋の断裂が報告されています。

 

肩関節後部の緊張に対する柔軟性エクササイズの選択(一般的に、ストレッチプログラムを開始すると、短時間に可動性の向上がみられ、肩関節後部の緊張(PST)が改善されると、内旋および水平内転の可動性向上が自覚される)

 

引用・索引Department of Physical Therpy Nova Southeastern University Fort Lauderdale Florida


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