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レジスタンストレーニングにおける肩関節不安定症と脱臼(肩はハイファイブポジション(臨床環境では「不安定肢位」と呼ばれる)で関節が外れることが多く、ハイファイブポジションが必要なエクササイズにおいて重い負荷を用いることにより、肩関節の脱臼を起こしやすくなる可能性がある)

2017.02.03 | Category: 投球障害治療

不安定症と脱臼

レジスタンストレーニングと肩関節不安定性と脱臼

レジスタンストレーニングと肩の不安定性

RT集団では、肩甲上腕関節における肩前部の不安定症が確認されています。

 

ベンチプレス、ビハインドネック・プルダウン、ミリタリープレス、チェストフライなどの一般的なエクササイズ中の不適切な姿勢により、RT集団は肩前部の不安定症になりやすくなります。

 

体幹の後方まで上腕骨の伸展を必要とする肩の位置、またはハイファイブポジションを要求する姿勢は、肩前部に過剰なストレスがかかり、したがって可動域が過度に増大し、やがて時間の経過に伴い安定性の低下をもたらします。

 

Grossらは、RT中に肩の痛みを感じている20名の被験者を調べ、この調査では被験者全員が、例えばチェストフライやベンチプレスなど外転-外旋を行う「ハイファイブ」ポジションをとるときの疼痛を報告しています。

 

被験者の間で共通の臨床的所見は、腕を体幹の後部まで伸展する「ハイファイブ」ポジションが要求されるエクササイズで行った結果あると報告しています。

 

肩関節後部の緊張に対する柔軟性エクササイズの選択(一般的に、ストレッチプログラムを開始すると、短時間に可動性の向上がみられ、肩関節後部の緊張(PST)が改善されると、内旋および水平内転の可動性向上が自覚される)

急性、慢性の肩関節傷害

Reevesらは、RTに起因する急性および慢性の傷害を検討し、ベンチプレスやチェストフライ中に体幹を超えて肩を後方へ伸展させることが、肩前部の不安定症の原因になると示唆しています。

 

さらにビハインドネック・ラットプルダウンがローテーターカフの傷害および肩前部の不安定症と関連があることを指摘しています。

 

Yu&Habibらは、肩前部不安定症と亜脱臼の発生頻度の増加は、肩の位置の結果としてベンチプレスと関連づけられることを報告しています。

 

研究では、RTと関連づけられる急性の肩関節前方脱臼が報告されています。

 

レジスタンストレーニングに起因する肩関節複合体の傷害(疫学的報告によると、肩関節複合体は主要な負傷部位であり、その羅患率は22~36%に及ぶ)

レジスタンストレーニングと肩関節前方脱臼

一般人や競技選手集団の間では稀ですが、ベンチプレスの実施中に起こる両肩の肩関節前方脱臼が確認されています。

 

Esenkayaらは、シーティッド・ビハインドネック・ミリタリープレスを行なっている人が両肩の肩関節前方脱臼を起こしたことを報告し、一方別の症例報告では、ベンチ・プルオーバーエクササイズ中の両肩肩関節前方脱臼が報告されています。

 

肩はハイファイブポジション(臨床環境では「不安定肢位」と呼ばれる)で関節が外れることが多く、ハイファイブポジションが必要なエクササイズにおいて重い負荷を用いることにより、肩関節の脱臼を起こしやすくなる可能性があります。

 

レジスタンストレーニングと肩鎖関節の傷害(鎖骨遠位の骨融解はいわゆる「ウェイトリフター肩」としても知られ、肩鎖関節の離開、肋軟骨下の疲労骨折、肩鎖関節を形成する鎖骨遠位における骨の融解などを特徴とする)

 

引用・索引Department of Physical Therpy Nova Southeastern University Fort Lauderdale Florida


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