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アンテリアおよびポステリアセラーぺ(ランニングから投球動作、バーベルを持ち上げる動作(例:デッドリフト)まで、あらゆる動作を実行する際に身体が用いる力発揮パターンを容易に追跡する手段となる)

2017.03.28 | Category: 体幹

アンテリアセラーぺおよびポステリアセラーぺ

アンテリアセラーぺとポステリアセラーぺにおけるコアの働き

身体運動におけるパワーの伝わり

アンテリアおよびポステリアセラーぺ(APS)は、身体運動においてパワーが全身を伝わることを説明する概念になります。

 

このモデルは、最初の螺旋状のセラーぺの概念を発展させ、上下半身の前面と背面まで含めたものになります。

 

斜め掛けのリボンのようなセラーぺは、上半身前面の胸筋群、および背面の菱形筋群のところでクロスしています。

 

このAPSモデルは、専門職にとってランニングから投球動作、バーベルを持ち上げる動作(例:デッドリフト)まで、あらゆる動作を実行する際に身体が用いる力発揮パターンを容易に追跡する手段となります。

 

コアのスティフネスはどのように四肢の速度と筋力を高めるか(基本的なスポーツ動作のひとつ、投動作を例に考えてみると、右投げの投手は、ワインドアップにおいて左脚を上げ、右脚の股関節と膝関節を軽く屈曲させてバランスをとる)

野球における打者の筋膜の負荷

左打ちのバッターは、バックスイングで左脚に負荷をかけ、同時に肩関節を左に回旋させます。

 

この動作は、左脚から右肩にかけての能動的に活動するポステリアセラーぺ筋群と、関連する受動的な筋膜に負荷をかけます。

  • 左の腓腹筋/ヒラメ筋
  • 左のハムストリングス
  • 左の殿筋群および股関節外転筋群
  • 右の広背筋

 

ポステリアセラーぺが左下から右上にかけて活性化すると、アンテリアセラーぺの右下から左上にかけて、以下の筋に負荷がかかります。

  • 右の股関節屈曲筋群
  • 右の内転筋群
  • 右の内腹斜筋
  • 左の外腹斜筋
  • 左の前鋸筋

 

上記のAPS筋群(および関連する筋膜)が、バッティングのコンタクト局面を終えると、今度は反対側のAPS筋群が、以下の筋(および関連する筋膜)を用いてスイングの減速を実行します。

ポステリアセラーぺ

  • 右の腓腹筋/ヒラメ筋
  • 右のハムストリングス
  • 右の殿筋群
  • 左の広背筋

アンテリアセラーぺ

  • 左の股関節屈曲筋群
  • 左の内転筋群
  • 左の内腹斜筋
  • 右の外腹斜筋
  • 右の前鋸筋

 

これら対角線方向の筋収縮パターンが相互作用することで、ランニングやゴルフスイング、キック動作、および方向転換など、多くの競技や機能的動作にみられる回旋パワーが発生します。

 

また椅子から立ち上がる、サッカーボールを頭上に投げ上げる、垂直飛びを行う、飛び込み競技のエビ型を決める、またバーベルをデッドリフトするなど、垂直方向の動作では、APSの両方の対角線パターンが同期的に協調するため、左右の体幹および両脚が力を発揮して回旋動作は発生せず、McGillが「スーパースティフネス」と呼ぶコアの状態を作り出します。

 

なお、アンテリアセラーぺのすべての筋群が収縮すると、サッカーボールを投げたり、飛び込み競技でエビ型を決めたりする動作が可能になります。

 

反対に、ポステリアセラーぺのすべての筋群が同時に収縮すると、バーベルをデッドリフトしたり、垂直飛びを行ったりすることが可能になります。

 

競技特異的なトレーニングルーティンを作成するには(コアの強化はまず、股関節、体幹、および肩関節領域を含む多関節動作への漸進を伴う、アイソメトリックな安定性の獲得を通じて達成され、これを基盤とすることで、さらなる能力の向上を最も効率的な形で周期的に起こすことができる)

 

引用・索引Behm D Drinkwater E Willardson JM and Cowley PM Canadian Society for Exercise Physiology Position Stand The use of insability to train the core in athletic and non athletic conditioning Appl Physiol Nut Mechb36:109-112.2010


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