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亜硝酸塩の摂取(血中硝酸塩を増加させることは、血行動態に好ましい変化をもたらし、短期的な運動パフォーマンスの向上をもたらす可能性があることが示されている)

2017.07.31 | Category: 栄養学

亜硝酸塩

血管の拡張とパフォーマンス

血管の拡張を促進することにより活動中の筋への血流を増やすことは、有酸素性および無酸素性双方のパフォーマンスにおける運動容量を増大させます。

 

さらに、血流の増加により栄養補給も増加するため、回復を促進する可能性もあります。

 

このような潜在的理由から、一酸化窒素の産生促進効果があるとされるL-アルギニンのサプリメントの人気は、この10年間で特に高まってきています。

 

しかし、研究では、L-アルギニンの摂取により血管拡張が増大することは裏付けられていません。

 

対照的に、ビーツジュースなどの硝酸塩濃度の高い食物を摂取することは、血中硝酸塩を増加させ、血行動態に好ましい変化をもたらし、短期的な運動パフォーマンスの向上をもたらす可能性があることが示されています。

 

硝酸塩と亜硝酸塩(NOに対する影響に加えて、少なくとも5.1mmolのNO3-を含むBRJを1日に500ml摂取することにより、筋細胞が収縮するときのアデノシン三リン酸(ATP)がの転換率、すなわち使われるエネルギー量が減少する可能性がある)

一酸化窒素と亜硝酸塩

血漿硝酸塩の増加が運動中の人の血行動態にもたらす利益については、今世紀の初頭から研究が行われています。

 

スポーツサプリメント企業は、一酸化窒素(NO)の産生を促進することを謳った多くの製品を市場に送り出しています。

 

それらのNO誘発製品は、NOが血液量を増やすこと、その結果、運動中の骨格筋への酸素と栄養分の提供を増大させることを宣伝しています。

 

確かに、NOは、運動パフォーマンスを助け、運動後の回復を促進することが示唆されています。

 

NO誘発サプリメントは、通常、アミノ酸であるL-アルギニンの形で摂取され、L-アルギニンは近年のNOサプリメント市場を席巻しています。

 

しかし、研究によるとL-アルギニンを経口摂取しても、NO濃度はほとんど、あるいは全く上昇しないことが明らかになっています。

 

Bloomerによると、NO誘発サプリメントの効果には科学的エビデンスが乏しく、プラセボ効果の可能性も排除できないといいます。

 

しかし、一方では、Camicらは、L-アルギニンの経口補給により、(微小結晶セルロースを摂取した)プラセボと比較して、自転車エルゴメータの漸増負荷試験中の身体運動容量が改善されたことを明らかにしています。

 

この二重盲検プラセボコントロール摂取群はプラセボ群において、L-アルギニン摂取群はプラセボ群に対して有意に高い発揮パワーを達成しましたが(1.5gで22.4%、3.0gで18.8%増)、プラセボ群では全く変化は認められなかったことから、プラセボ効果は排除されました。

 

この研究により、L-アルギニンの補給は、漸進負荷サイクリング試験中の疲労困憊までの時間を延長することが示唆されています。

 

L-アルギニンとは対照的に、硝酸塩を豊富に含む食品、特にビーツジュースは、血漿硝酸塩濃度を高め、血行動態を変化させ、例えば自転車などの有酸素性活動のパフォーマンスを改善させることが示されています。

 

運動とMIPS(高強度または長時間に及ぶ運動は、活性酸素種(ROS:Reactive oxygen species)と活性窒素種(RNS:Reactive nitrogen species)を過剰に産生する可能性がある)

 

運動と筋のパフォーマンス(運動により、活動中の筋の血管拡張と活動していない筋の血管収縮による血液の著しい再配分が始まりますが、これは非活動的なクライアントでは心拍出量(心拍数と1回拍出量の積)が約4倍(20~22L/分)、上級アスリートでは8倍(35~40L/分)にまで上昇することに反映される)

 

引用・索引Bailey SJ Fulford J Vanhatalo A Winyard PG Blackwell JR Dimenna Fj Wilkerson DP Benjamin N and Jones AM Dietary nitrate supplementation enhances muscle contractile iefficiency during knee extensor sxercise in humans J Appl Physiol 109:135-148,2010


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