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スプリントの支持期におけるGSACの複数の重要特性を示している(大きな垂直推進は身体が描く正弦曲線に負の影響を及ぼして、遊脚期を引き伸ばす可能性がある)

2017.09.03 | Category: トレーニング

スプリントの支持期

GSCA

スプリントの支持期にはGSACの複数の重要特性を示しています。

 

第一に、支持期初期の大きな伸張性筋活動は、重心の負の垂直変位を防ぐことにおいて主たる働きをしています。

 

負の垂直変位が大きい短距離走者は接地時間が長く、姿勢を戻すためにより大きな努力を必要とするため、パフォーマンスが低下します。

 

第二に、より重要なことは、GSACの短縮性筋活動は支持期後期では均衡を保っていますが、ごくわずかか、あるいは存在しないものであり、もしもGSACの活動が増加しているとすれば、水平推進ではなく大きな垂直変位が生じていると考えてよいということになります。

 

大きな垂直推進は身体が描く正弦曲線に負の影響を及ぼして、遊脚期を引き伸ばす可能性があります。

 

経過時間が増えることには、最大スプリントスピードにとって不利であるとみれらます。

 

そこでMannらは、GSACによる水平推進は実は存在せず、過去の研究において強調されすぎていると再び結論づけています。

 

スプリントにおける加速(加速は、推進力がブレーキ力を上回るように水平方向の力を変化させることで達成できる)

スプリントトレーニングの基本目的

スプリントトレーニングの基本的目的は、反射的接地を達成することになります。

 

すなわち足関節の可動域を制限しつつ、支持期初期の力の適用時間を短くすることになります。

 

GSACのスプリントへの貢献に関して、研究データに矛盾する見解は存在しないとみられています。

 

しかし、そのエビデンスと、スピード向上プログラムにおいて普及している考え方とがしばしば一致しないとされています。

 

例えば、身体を前進させる目的で、股関節が足を超える際に積極的な底屈を行わせることがそうなります。

 

スプリントテクニックを教える指導者は、水平推進をめぐる足関節の活動を過度に強調するべきではなく、足関節によって垂直方向の力を素早く吸収することを重視すべきとされています。

 

これは、素早い接地を要求するバーティカルジャンプエクササイズ(スキッピンググロープなど)をトレーニングに含めることによって達成できます。

 

スプリントにおける鉛直方向と水平方向のGRFの特性(鉛直方向の力の平均値は加速中には一定速度でのランニング中よりも水平方向の力への依存度が大きい)

 

引用・索引School of Kinesiology and Health Science York University Toronto Ontario


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