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高強度の複合下半身動作と爆発的競技動作に伴う股関節伸展筋群の役割(ジャンプやランニングでは、負荷の増加に伴って股関節の関与の比率が高まるだけではなく、低強度での膝関節優位から高強度での股関節優位への変化も示す)

2017.09.13 | Category: ウェイトトレーニング

股関節伸展モーメント

股関節伸展モーメントと膝関節伸展モーメント

股関節伸展モーメントは、膝関節伸展モーメントに比べて、スクワットやランジおよびデッドリフトなどのエクササイズにおける負荷の増加に伴い、またランニングスピードや跳躍高、側方アジリティ運動の速度の増加に伴い、はるかに大きく増加します。

 

したがって競技コンディショニングにおいては、股関節伸展トレーニングは優先すべきとされています。

 

そのため、アスリートのためのプログラムでは、股関節優位のエクササイズを用いること、複合下半身レジスタンスエクササイズを用いること、複合下半身レジスタンスエクササイズでは、アスリートが上達するにつれて重い負荷を強調すること、そして爆発的な下半身のトレーニング中に、股関節伸展モーメントを最大化する負荷を用いることが重要になります。

 

競技動作とレジスタンストレーニングでは、負荷や速度にかかわらず、股関節と膝関節の筋群は、常に相対的貢献が必要であると一般的に仮定されています。

 

しかし、実際には、エクササイズや競技動作の関節モーメントの大きさは、負荷やスピードによって変化します。

 

この意味で、関節モーメントは筋力とモーメント長の積であり、関与する筋組織の筋力が大きければ、モーメントアームの長さは変わらない限り、より大きな関節モーメントが生じます。

 

若年アスリートにおける代替え的なパワー向上法の選択(プライオメトリックスでは大きな床反力が生じるため、プログラムへの適用は慎重に行わないと、短期的には過負荷による傷害を、長期的にはオーバーユースの問題を引き起こすおそれがあり、特に成長期のアスリートにおいてはその懸念が大きくなる)

スクワットやデッドリフトでの股関節、膝関節伸展モーメント

最近の研究によると、重い負荷を用いたスクワットやデッドリフトでは、股関節と膝関節の伸展筋群が異なる割合(比率)で関与する可能性が高いことが示されています。

 

これらの比率を用いて、複合下半身動作を、膝関節が優位な動作(股関節対膝関節の伸展モーメント比が1以下)と股関節が優位な動作(股関節対膝関節の伸展モーメントが1以上)に分類した研究者もいます。

 

股関節対膝関節の伸展モーメント比は、スクワット、ランジ、デッドリフトでは、負荷の増加に伴い増加します。

 

増加の程度は小さくなりますが、ヘックスバー・デッドリフトでも増加します。

 

これらのレジスタンストレーニングエクササイズでは、すなわち、負荷の増加に伴い股関節の関与が相対的に増大します。

 

さらに、股関節対膝関節の伸展モーメント比はランニングスピードや跳躍高の増加に伴い増加します。

 

ジャンプやランニングでは、負荷の増加に伴って股関節の関与の比率が高まるだけではなく、低強度での膝関節優位から高強度での股関節優位への変化も示します。

 

これらの結果は、競技動作における股関節伸展筋群の重要な役割を強調し、股関節の最適なパフォーマンスのためのトレーニングに関して重要な情報を提供しています。

 

筋パワーを向上させ、競技パフォーマンスを高める3つの基本トレーニング(スクワットやデッドリフトなどの伝統的な多関節ウェイトトレーニング、爆発的なプライオメトリックトレーニング、およびクリーン&ジャークなどのウェイトリフティングエクササイズになる)

 

引用・索引Strength and Conditioning Research Limited Loughborough Leicestershire United Kingdom


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