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野球治療・野球肘の疼痛における解剖学的機能評価

2013.12.25 | Category: 投球障害治療

野球肘における肘関節機能評価

野球治療

内側部の疼痛の機能評価

関節としては椀尺関節に起因する痛みが出現します。

 

骨性には、変形、骨棘、内側側副靭帯の石灰化などによって痛みが出現します。

 

靭帯性には、内側側副靭帯の損傷による痛みが考えられ、外反ストレステストや荷重テストにより疼痛が誘発され、さらに関節運動中の関節内側不安定感が出現致します。

 

筋・腱の問題では、内側上顆炎と言われる回内屈筋群に起因した痛みが出現し、特殊テストとして掌屈テスト、回内テスト、ストレッチングテストなどにより疼痛が誘発されます。

 

神経的にはキュービタル・タネル・シンドロームにより疼痛が出現する場合があり尺骨神経に由来する神経麻痺やしびれが認められます。

 

※疼痛部位を基礎として更に既存の徒手テストによる評価に加え肢位の変化や圧迫、牽引などの物理的刺激を加える事により疼痛の種類を推察することこも重要です。

 

外側部の疼痛の機能評価

腕撓関節に起因する痛みが出現します。

 

骨性には離断性骨軟骨炎、変形性関節症などにより痛みが出現します。

 

靭帯性には外側側副靭帯の損傷が考えられ、内反ストレステスト、ザ・ピボット・シフト・テストにより疼痛や関節運動中にも関節外側不安定感が誘発され、更に関節運動中にも関節外側不安定感が出現します。

 

筋・腱では、外側上顆炎と言われている回外伸筋群に起因した痛みが出現し、特殊テストとして背屈テスト、中指伸展テスト、回外テスト、ストレッチングテストなどにより疼痛が誘発されます。

 

特にテニス肘では短撓側手根伸筋に起因した痛みが出現します。

 

前部・後部疼痛の解剖学的機能評価

共に腕尺関節に起因する痛みが出現します。

 

骨性には、屈曲位にて前部(鈎状突起と鈎突窩のインピンジメント)、伸展位にて後部(肘頭と肘頭窩のインピンジメント)の痛みが出現します。

 

筋・腱性には前部(上腕二頭筋、上腕筋に起因する)、後部(上腕三頭筋に起因する)に由来する痛みが出現します。

 

Fat pad sign(fat pad signは、関節包断裂の有無、また関節包内の損傷か包外の損傷かを鑑別する重要な画像所見の一つです。)や腫脹が見られる場合には滑膜(滑液)による可能性も否定できません。

疼痛のメカニズム

次に疼痛の発生のメカニズムについて評価します。

 

外傷があるならば外傷のメカニズムを知ることであり、同じパフォーマンスを繰り返して起こる使いすぎによる痛みであれば、その発生メカニズムについて評価し、痛みが肘そのものに原因があるのか、あるいは他関節機能障害による二次的な障害なのかを痛みの評価と他の評価から総合的に評価します。

 

痛みの評価ではどこの部位に痛みが起こっているかが、痛みを更に安静時、運動時、圧迫時、荷重時の4つに分けて評価することで訓練の種類、強度を決めることができ、経時的な変化を確認することが出来ます。

 

 

引用・索引アスレティックトレーナー教本

 

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