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競技パフォーマンスと活動後増強効果(PAP)の関係(爆発的ウォーミングアップでパフォーマンスが向上)

2014.02.11 | Category: トレーニング

活動後増強効果(PAP)とは

活動後増強効果
近年、複数の研究者によって、高強度で(コントラストトレーニングやコンプレックストレーニング以外)持続時間の短い前負荷によるレジスタンスウォーミングアップの後、爆発的なジャンプパフォーマンスが増大することが報告されています。

 

この一時的な筋パフォーマンスの増強は、活動後増強(Postactivation Potentiation:PAP)として知られている現象で、筋の収縮活動の結果として、一時的に発揮筋力が増大する状態を指します。

 

試合前のウォームアップが適切なプロトコルで構成され、爆発的競技の前にタイミング良く正確に実行されれば、その後PAP効果が誘発され、ジャンプパフォーマンスや競技パフォーマンスが向上する可能性が高くなります。

 

適切で特異的なウォームアッププロトコルを実行すれば、爆発的競技のパフォーマンスが向上し、障害リスクを軽減できます。

活動後増強効果(PAP)の影響

PAPのメカニズム関する最も合理的で基本的な理論には下記の2つの要素が関与していると報告があります。

 

ミオシン軽鎖のリン酸化反応の増加

この小さなタンパク質は、ミオシンと細い(アクチン)フィラメントの間の相互作用を改善させます。
このリン酸化結合によりミオシンクロスブリッジが無張力の状態から張力発揮状態まで移動する速度を速め、筋の収縮活動をもたらします。

 

脊髄の神経学要因の増加

脊髄においても、同じ筋のⅠa求心神経とa運動ニューロンとの間のシナプス効果の増大により、PAPの起こります。
さらに可能性として筋原線維、神経原生、両方の影響を受けた結果がPAPが生じます。

 

しかし、爆発的ウォームアップ(レジスタンスウォームアップ)中は、筋疲労が収縮活動過程にマイナスの影響を及ぼし、一定時間の爆発的パフォーマンスが低下します。

 

その要因として、筋疲労が関与します。

 

特に骨格筋においては、「疲労とPAPが共存しうる」こと、また「前負荷によりウォームアップ後の筋パフォーマンスの増強効果」は筋疲労と筋の増強の間のバランスに依存します。

 

つまり、疲労が収まった際にPAP効果が残存していれば最適なパフォーマンスが生じるということになります。

 

フロントスクワット研究の概観(膝に障害を抱えるアスリートにとって、全体の筋を最大限に動員し、膝蓋大腿関節にかかる圧縮力を最小限に抑えるという点において、FSqのほうがBSqに比べて安全性と潜在的利益の高い選択になる)

引用・索引NSCAJ-APAN Volumes20、Number10、Pages39
引用・索引NSCA-JAPAN Volumes20,Number10、Pages38

 

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