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クールダウンの生理学的作用と静脈還流の作用

2014.03.01 | Category: トレーニング

クールダウンの生理学的作用と静脈還流

静脈還流

クールダウンの要点

 

ダッシュなどの激しい運動を行うと、乳酸が多く産生され、血中乳酸濃度が増加します。

 

全力で400m走を行うと、血中乳酸濃度が20ミリモル近くまで上昇し、安静時の血中乳酸濃度である0.5~2ミリモルまで低下するのに1時間近くかかることもあります。

 

激しい運動では、運動の最中により運動後の方が苦しく感じられることが多く、乳酸が筋中に多量に溜まり、筋の内部が酸性になることが、こうした苦しく感じる原因の一つになっていますが、以下のようなことも影響します。

 

①二酸化炭素が多く排出され、運動後の方が1~2分間多く排出される。

②細胞外にカリウムが漏れ出し、呼吸を活発にする。

➂運動直後にしゃがみこんでしまうことで多量の血液が足に滞り、筋が膨れる。(また、急に運動を中止すると、筋ポンプ作用による静脈還流が急に減少するために心臓からの血液の駆出量が減少し、血圧が急に低下する。その結果、脳への血流が不足して立ちくらみや意識消失を起こす。)

 

クールダウンの効果

激しい運動時に安静時の10倍以上に増加した乳酸はその後、何もしないと、血液中の乳酸が半分になるのに30分かかりますが、40%VO2max程度の軽い運動を行うと15分になります。

 

クールダウンの必要性

乳酸が速く除去できるということは、筋の血液循環が多く、筋での乳酸の酸化能力が高いことを表します。

 

乳酸以外にも、二酸化炭素の排出、カリウムの漏出、グリコーゲンの枯渇、筋の微細な損傷などが筋には起こります。

 

この状態から早く回復するには、不要なものを血液で運搬してします、すなわち、血液循環をある程度維持することが運動からの回復に重要な役割を果たしています。

引用・索引ストレングス&コンディショニングⅠ理論編

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