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運動生理学観点からの選手の競技復帰を考えたアスレティックリハビリテーション(OKCとCKC)

2014.03.11 | Category: アスレティックリハビリテーション

運動生理学観点からのアスレティックリハビリテーション

アスレティックリハビリテーション

OKCとCKC

 

OKC(open kinetic chain、開放運動連鎖)はランニングでいえばリカバリーフェーズにあたり、足部が床面と接していない状態になります。

 

CKC(claused  kinetic chain、閉鎖運動連鎖)はサポートフェーズにあたり、足部が床面に接した状態のことになります。

OKCとCKCの流れ

一般的には運動療法ではOKCのトレーニングから始め、徐々にCKCに移行させます。

 

運動負荷を小さいものから大きいものに進める考え方で、OKCからSCKC(semi-claused kinetic chain)、そしてCKCというように筋力トレーニングを進めていきます。

 

代表的な例として膝半月板損傷では体重負荷が損傷部位に刺激となるために、OKCからCKCへと進めるということに繋がります。

 

OKCトレーニング

・・・muscle setting、leg rising、種々のチューブエクササイズなど

SCKCトレーニング

・・・自転車、ステアマシン、レッグプレスマシンなど

CKCトレーニング

・・・スクワット、KBW(knee bent walk)、ランニングなど

 

※例外として、膝前十字靭帯(ACL)再建術後のエクササイズではOKCよりCKCの方が安全に筋が向上できるとされ、スクワット運動などのCKCが推奨されることがあります。

 

運動生理学の観点からの違い

OKCの運動は単関節運動として評価することができます。

 

大腿四頭筋のトレーニングでいえば、座位で足部を床につけないで行う膝関節伸展(レッグエクステンション)になります。

 

一方、同じ大腿四頭筋のトレーニングでもCKCになるとスクワット動作が代表的な運動になります。

 

しかし、この時には膝関節伸展以外に、足関節底屈(下腿三頭筋)、股関節伸展(大殿筋、ハムストリングス)、さらに体幹伸展(脊柱起立筋群、背筋群)にも働きます。

 

OKCは単関節運動が多いために、そのまま動きなどの動作に結びつかないことも指摘されています。

 

CKCは多関節運動であり、身体動作と関連深いとされています。

 

それぞれの長所、欠点を見極め認識し運動療法に応用していくことが大切になります。

 

前十字靭帯(ACL)損傷と女性選手(解剖学的因子:顆間切痕幅と膝関節の弛緩、ACL伸張強度や月経状態などの成長因子とバイオメカニクス的因子:動作パターン、筋力不均衡、筋活動パターン)

 

ランディングとカッティングの女子アスリートパターンと前十字靭帯損傷(着地中のアライメント不全は、膝関節を過伸展させながら脛骨を内旋させ膝関節の最大屈曲角を10.5°小さくする)

引用・索引 運動療法に必要な基礎知識

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