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等速性運動(isokinetic exercise)とピークトルクの相関

2014.04.09 | Category: トレーニング

等速性運動

等速性運動

 等速性運動とは

等速性運動(isokinetic exercise)は、関節運動を一定にした運動になります。

 

等張性運動は関節角度や重力のかかりかたで負荷量は一定不変なのに筋の負担が増減するのに対し、等速性運動は関節運動速度を一定にして筋力を評価したり、トレーニングするものです。

 

等速性運動は通常短縮性収縮を指しており、角速度は30~60°/秒という低速から180~240°/秒の中速、300°/秒以上の高速で評価やトレーニングが行われていますが、30~150°/秒程度の速度での評価には使用できますが、トレーニング時に200°/秒を超えるような比較的高速では使用しずらかったり、収縮のタイミングが合わないことによる危険が生じるという欠点もあります。

 

※サイバネティクスの考えを利用し、力の作用に対して瞬時に同等の力でトルクを加えて反作用が返ってくるように装置が設定され、CYBEXやBIODEXという装置が医療現場を主に普及しています。

 

人の随意運動では関節運動速度を一定にしたものは少ないと言われますが、水泳のプル動作時の肩関節は等速性運動に近いと言われています。

 

※ピークトルクには速度依存性が高い(force of torque-velocity relationship)膝関節、肘関節、股関節のような部位と、速度依存性が極めて低い肩関節などがあります。

 

ピークトルク

 

筋力を個人で比較するための指標としては、体重比が使用されることが多く、体重(kg)あたりの関節トルクの大きさ(Nm)で比較します。

 

※スポーツ(競技)レベルと体重比の関係や、スポーツ外傷と体重比の関係も大きく影響します。

 

主働筋と拮抗筋のピークトルク比率を検討することも多く、最も多用されるのはH/Qratioと呼ばれるもので、ハムストリングス(hamstring)のピークトルクに対する大腿四頭筋(quadriceps)のピークトルク比をとっています。

 

ピークトルクとスポーツのパフォーマンスの関係では、比較的高い相関が得られる種目とそうでない種目があり、筋力に依存する傾向の多いスポーツと技術に依存する傾向の高いスポーツ種目があるということになります。

 

※競技レベルが高く、筋力トレーニングもしっかりとしているチームはやはり筋力も高く、筋力トレーニングを行わないチームとの競技レベルや外傷発生の程度などの比較も必要。

 

※伸張性運動におけるピークトルクは同速度の短縮性収縮より30%ほど大きな値となることを考えれば、大きなトルクにより、予期せぬ損傷が発生することも配慮しておく必要があり、伸張性運動ではDOMS(遅発性筋痛:delayed onset muscular soreness)が起こり、筋破壊と再生という観点からも注目されています。

引用・索引 運動療法ガイド

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