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クールダウンの生理学的観点からの重要性

2014.04.12 | Category: アスレティックリハビリテーション,トレーナー,トレーニング,ブログ

クールダウンの生理学的観点

クールダウン

クールダウン

ダッシュなどの激しい運動を行うと、乳酸が多く産生され、血中乳酸濃度が増加します。

 

※400m走を全力で行うと、血中乳酸濃度が20ミリモル近くまで上昇(安静時は0.5~2ミリモル)し、安静時の血中乳酸濃度まで低下するのに1時間近くかかることもあります。

 

激しい運動では運動の最中より運動後の方が苦しく感じることが多く、これは乳酸の蓄積(筋肉内に乳酸が多量に溜まり筋の内部が酸性になる)も原因ですが、下記のことも影響を及ぼします。

 

1)二酸化炭素が多く排出され、運動後の方が1~2分間多く排出される。

2)細胞外にカリウムが漏れ出し、呼吸を活発にする。

3)運動直後にしゃがみこんでしまうことで多量の血液が脚に溜まり筋が膨れる。

 

※運動を急に中止すると、筋ポンプ作用による静脈還流が急に減少するために、心臓からの血液の駆出量が減少し、血液が急に低下し、その結果、脳への血流が不足して立ちくらみや意識喪失を起こしたりします。

 

クールダウンの要点

乳酸が速く除去できるというのは、筋の血液循環量が多く、筋での乳酸の酸化能力が高いことを表します。

 

乳酸以外にも二酸化炭素の排出、カリウムの漏出、グリコーゲンの枯渇、筋の微細な損傷も同時に起こり、この状態から早く回復するには、不要なものを血液で運搬(血液循環量をある程度維持)することが、運動からの回復に非常に重要になります。

引用・索引ストレングス&コンディショニングⅠ理論編

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