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筋力と筋収縮の種類と物理学的外力との関係(等尺性、求心性、遠心性、等速性)

2014.04.14 | Category: トレーニング

筋力(muscle strength)

レジスタンストレーニング

筋力とは

筋収縮によって生じる緊張力を筋力(muscle strength)と呼ぶます。

 

筋の発揮しうる張力は、その運動単位の興奮の度合いにより決定されます。

 

※1つの運動ニューロンが支配する筋繊維の数(神経支配比)は、筋の種類で異なり、巧緻動作に富む筋では少なく、力を要し比較的単純な動作をする筋では多くなります。

 

筋収縮の型(Rasch,P.J.,Burke,R.K)

緊張力の型 筋収縮の型 機能 筋収縮に対向する外力 筋の仕事 エネルギー供給
短縮性 求心性 加速 + 増大
等尺性 静的 固定 同じ 0
延長性 遠心性 減速 減少

 

①等尺性収縮(isometric contraction

筋が抵抗に対して関節運動を生じることなしに張力を高めるように収縮することで、筋の長さは変化しない静的収縮(static contraction)とも言われます。

②求心性筋収縮(concentric contraction

筋が抵抗に打ち勝って関節運動を生じる収縮で、筋の長さは短くなる短縮性筋収縮(shorteening contraction)とも言われます。

③遠心性筋収縮(eccentric contraction

筋が抵抗に抗しきれずに、筋の長さを長くしながら収縮することで延長性筋収縮(lengthning contraction)とも言われます。

 

※筋が同様の刺激に反応した際に、等張性収縮の方が等尺性収縮よりエネルギーを消費をします(フェン効果(Fenn effectと呼ばれ両者の物理的仕事能にもとづいています)。

 

等尺性収縮(isometric contraction)

※厳密に言えば完全な等尺性収縮は生体では行われません(どんな固定を行っても筋の収縮成分がその長さの3%は短くなるため)。

 

等尺性収縮は骨折後のギプス固定や痛みが激しくて関節を動かせないときに有効な筋収縮であり、これを筋セッティング(muscle setting)と呼びます。

 

一般に、上肢の等尺性収縮は女性が男性の55%、下肢は70%、体幹で66%と言われます。

 

※以上の収縮の他に特殊な機器を用いて筋の収縮速度をコントロールしながら等張性収縮を行わせる筋収縮の型があり、これを等速性筋収縮(isokinetic contraction)と呼ばれます(関節の全ROMを通しての筋の機械的効率の変化に対応できる負荷を与える)。

引用・索引 理学療法概論

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