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野球治療・野球肩の評価・問診(投球障害肩の4つのパターン)

2014.05.11 | Category: 投球障害治療

野球肩の評価

投球障害

投球障害における主訴のほとんどは投球時に発生する痛みであり、そのほとんどは肩甲上腕関節がzeroポジションから外れた時に発生します。

投球障害肩に対して十分な治療効果を上げるためには、原因となる個々の部位を対象とした正確な評価、治療技術が不可欠になります。

問診

問診では投球時の疼痛発生部位と疼痛発生投球相を聞き出し、疼痛出現投球相の肢位や部位でどこにどのようなストレスがかかって疼痛が引き起こされるかをおおよそ推測できます。

 

問診により得られる疼痛発生部位は以下の4タイプに大別できます。

 

a)前方部

主に信原分類のacceleration phase(加速期)で疼痛を訴え、take backで肩甲上腕関節に過剰な水平伸展や外旋ストレスがかかった場合に引き起こされることが多いです。

 

※前方部痛では腱板疎部、棘上筋前方線維、肩甲下筋上方線維、上腕二頭筋長頭腱などが疼痛発生原因となっていることが多く、圧痛所見をとる場合には同部位に注意して行います。

 

b)肩峰下部

この部位に関してはwind upを除く全ての投球相で起こり可能性が高く、第二関節でのインピンジメントが主体と考えられ、特に棘上筋や腱板付着部での圧痛が多く見られます。

 

c)後外側部

最も多く見られるタイプで特に小中学生に多く、cocking phaseやfollow through phaseで多く見られます。

 

※この両時期に2度の痛みを訴える場合には、ほとんどが後外側部痛で、この部位における主症状の原因はquad-rilateral space syndromeであると思われ、腋窩神経領域である肩関節後外側部への放散痛を訴えることが多く感覚鈍麻していることもあります。

 

特に小円筋や大円筋、上腕三頭筋長頭などのQLS構成筋群の圧痛所見が特徴的で、QLS部(腋窩神経)の圧痛とともに注意してチェックすることが重要です。

 

d)肩甲骨下角周辺

最も少ないタイプで、acceleration phaseで脱力を伴うような激痛となることが多く、肩甲骨下角部で広背筋の最上部線維が摩擦ストレスを受けることで起こる症状であると思われます。

引用・索引 スポーツ障害の理学療法

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