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人間の筋肉が理論上発揮できる筋力(解剖学的、神経学的、生理学的)

2014.05.21 | Category: トレーナー

人間の筋肉が発揮できる力

 

人の骨格筋が、最大限どの程度の力を発揮できるかは、生体内での最大筋力を計り、次にMRIなどで筋横断面積を測り、さらに関節の構造や、筋が骨のどの位置に付着しているかなどを考慮して単位横断面積(1c㎡)当たりの筋力を推定するのが最も一般的になります。

 

※この場合の単位横断面積当たりの筋力を測定すると約6kg/c㎡になり、タバコ一本の断面積は約0.5c㎡なので、人間の筋肉からタバコ一本分の太さの組織を切り出して筋力を測ると、約3kgの力を発揮することになり、これは相当大きな力になります。

 

全身の筋肉の能力

 

人間の身体がトータルでどのくらい力を発揮できるかを推定した場合(体重70kgの場合)、身体の約40%が筋肉ですので、筋の総質量は約28kg、筋の比重を1.0としてその体積を求めると、約28㎥、筋繊維の長さは筋によってさまざまで、平均10cm以下と考えられ、10cmとして筋の総断面積を求めると、約2.8×1000㎡になります。

 

※上記に6kg/c㎡をかけたものが人間が理論的に身体の内部で発揮できる筋力の合計となり、その値は約17×1000kg、すなわち約17tということになり、トップビルダーはこの値を25tは超えると言われています。

 

筋力と神経系

人間の筋肉は想像を絶するほどの筋力を持っており、仮に身体中の筋が最大筋力を発揮すると、いたるところで腱が切れたり、骨が折れたりしても不思議ではありません。

 

※ハイレベルなアームレスリング(腕相撲)で時折骨折が見られるのはこのためです。

 

上記のことから、神経系が筋の働きをうまく調整(抑制)し、随意的に発揮できる筋力は、理論的な最大筋力の50~70%に抑えられています。

 

※特定の筋が力を発揮する場合には、共同筋や関節を取り巻く小筋群、また、ときには拮抗筋も同時に活動し、ストレスが局所に集中するのを防いだり、力が効率的に伝達されたりするのを助けると考えられています。

引用・索引 究極のトレーニング 石井直方

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