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少年野球選手に対するメディカルチェックの目的(野球肩、野球肘早期発見)

2014.05.29 | Category: 投球障害治療

少年野球選手に対するメディカルチェックとは

少年野球メディカル

 

少年野球選手におけるメディカルチェックでは成長期の野球選手に特有の身体特性を把握したうえで、野球を楽しく続けていけるかどうかを判断することが重要で、その中で障害発生に関わる危険因子を見つけ出し、その結果のフィードバックを行うことで障害の予防・早期発見に結び付けていかなければなりません。

 

インピンジメント(野球肩)を抑えるトレーニングとは(棘上筋を効果的に鍛え、肩峰下腔の狭小化を抑え機械的圧迫の増大とインピンジメントの助長を防ぐ)

野球肩・野球肘障害例の身体特性

投球肩・肘障害の発生に関わる危険因子として、投球側肩関節における後方構成体の伸張性低下や下肢・体幹筋の柔軟性低下があげられます。

 

投球肩・肘障害の為に診した選手の肩関節可動域や下肢・体幹の柔軟性を測定した結果、肩関節後方体の伸張性低下を反映する投球側肩関節90°外転位での内旋と内外旋総可動域の減少、下肢伸展挙上検査(SLR:straight leg raising)、踵部臀部間距離検査(HBD:heel buttock distance)、指床間距離検査(FFD:finger floor distance)、による下肢・体幹部の柔軟性低下を認めました。

フィードバックを行うことで障害の予防・早期発見につなげていかなければなりません。

 

棘上筋トレーニングを選択するポイント(棘上筋の活動に比べ三角筋の活動量が過剰になると上腕骨骨頭の上方移動と肩峰下腔のインピンジメント(野球肩)が生じる)

メディカルチェックの評価項目

 

少年野球選手のメディカルチェックで検査・測定する主な項目は、肩・肘・股関節および体幹可動域、下肢・体幹筋柔軟性、関節弛緩性テスト、肩・肘関節の圧痛および疼痛誘発テストになります。

 

※練習量、投球時痛の有無、投球時痛に対する対応、ストレッチングの実施状況なども確認します。

 

メディカルチェックにて注意することは実施のタイミングをできるだけ同一にし再現性のある方法で行うことが重要で、特に肩関節の可動域測定は、肩甲上腕関節由来の問題を検出するために肩甲骨を固定して行いますが、実施方法の違いにより測定結果は影響を受けやすくなります。

 

※肩甲骨の固定が少ないと投球側と非投球側の可動域差は減少し、肩甲上腕関節における可動域低下の存在は過少評価されます。

 

測定方法により測定値への影響を防ぐために、肩甲骨の固定方法、測定肢の把時方法および、最終可動域感を統一し、できる限り同一検者による測定で実施するのが望ましいです。

 

野球肩のリハビリテーションの基本原則(ローテーターカフの筋力とバランス、GH関節の不安定性は肩甲骨のポジショニングと肩甲上腕リズムに影響する)

 

引用・索引 スポーツ障害の理学療法

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