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野球肩を有する患者の身体的特徴:骨の形態的変化

2014.06.06 | Category: 投球障害治療

野球肩の問題

野球肩

投球障害肩の成因として肩関節の使い過ぎによる問題が多く示唆されます。

 

野球などのオーバーヘッドの競技特性より肩甲上腕関節に投球動作による反復ストレスをかけ続ける結果となり、それに適応するように骨形態および肩甲上腕関節周囲の組織は基質的変化を生じることが報告されており、特に野球選手における投球側の外旋可動域の拡大と内旋可動域の減少が非常に問題になっています。

投球動作における骨の形態的変化

 

Osbahrらは大学野球選手に対して単純X線撮影を実施し、投球側側の外旋可動域の拡大の理由として上腕骨後捻角度の増大があげられ、これは成長期での環境適応であると考察されています。

 

※上腕骨結節間溝部を直上に向けた位置での外旋角度の左右差にておおよその確認が可能(投球側の上腕骨後捻角度の増大)になります。

 

Bennettは投球動作のストレスにより関節窩後下方に骨棘を生じると報告され、3D-CT画像において、骨棘は関節窩後下方の奥深くまで存在し、投球時のfollow through期における上腕三頭筋長頭腱の牽引力により生じると述べられています。

 

※臨床的には有痛性の骨棘に対しては切除術など、外科的に治療することもありますが、骨棘が存在しても無症状のものも多く、骨棘の形成を経時的に観察すると上腕骨頭を求心位に保つためのダイナミックスタビライザーとしての生理的な骨棘とも考えられます。

引用・索引 スポーツ障害の理学療法

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