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サッカー治療におけるスポーツ障害の機能解剖と評価・膝関節

2014.06.20 | Category: サッカー治療

膝関節

膝関節は大腿骨遠位端を形成する内側顆、外側顆と脛骨との間でできる大腿脛骨関節と、大腿骨膝蓋骨でできる膝蓋大腿関節からなります。

 

※腓骨は大腿骨とは関節しませんが大腿二頭筋や外側側副靭帯などの靭帯が付着することで関節に影響します。

 膝に関わる筋肉

膝筋肉

大腿直筋

大腿直筋は下前腸骨棘、寛骨臼上縁、関節包から起始し、股関節屈伸軸の前方、膝関節屈伸軸の前方を通り、股関節屈曲、膝関節伸展作用を持ちます。

 

※大腿直筋が短縮状態にある時、膝関節の屈曲が増すにしたがい股関節は屈曲位をとりやすくなります。

 

内側広筋

 

内側広筋は大腿の前内側を構成する単関節筋で大腿骨粗線内側唇に起始を持つ部分と大内転筋腱に起始を持つ内側広筋斜走線維膝蓋骨内側縁と内側膝蓋支帯(縦走線維および横走線維である内側膝蓋大腿靭帯)へと移行します。

 

※内側広筋斜走線維は近位より遠位に向かってより鈍角になっており、大腿骨長軸に対し約40°の角度を有しており、下腿外旋作用や膝蓋骨外側変位の制動作用をもつために、knee in toe outのマルアライメント時には動的安定化の役割を持ちます。

 

外側広筋

 

外側広筋は大腿の前外側を構成する単関節筋になり、大腿骨粗線外側唇に起始をもつ部分と腸脛靭帯の内面に起始をもつ外側広筋斜走線維に分けられます。

 

※外側広筋斜走線維は膝蓋骨外側縁と外側膝蓋支帯(縦走線維および横走線維である外側膝蓋大腿靭帯)へと移行します。

 

※外側広筋斜走線維は近位より遠位に向かってより鈍角になりますが、大腿骨長軸に対して約27°と内側広筋に比べ鋭角で、下腿内旋制動作用をもつために、に対してknee in toe out時などには動的安定化の役割を持ちます。

 

腸脛靭帯

 

腸脛靭帯は大腿筋膜張筋の肥厚部分を指し、大腿筋膜張筋と大殿筋上部が入り込み、腸脛靭帯は脛骨のGerdy結節に停止し、この部分で外側膝蓋支帯へと線維の一部を送ります。

 

※股関節の外転位では弛緩し、内転位では緊張し、また、股関節の伸展位では後方、屈曲位では前方が緊張しますが、90~100°を超えて屈曲すると全体として弛緩します。

 

※膝関節屈曲40~50°あたりでの屈伸動作では、大腿骨外側上顆の上を腸脛靭帯を乗り越え、この摩擦ストレスが腸脛靭帯炎となります。

 

鵞足

 

鵞足とは鵞鳥の足のような形にみえる縫工筋、薄筋、半腱様筋の停止部を指します。

 

膝関節外反や下腿外旋力に対して動的安定化の役割を持ちます。

 

縫工筋は上前腸骨棘から起始し、股関節においては屈曲、下腿内旋に作用を持ちます。

 

薄筋は恥骨結合外側から起始し、股関節においては屈曲、内転作用、膝関節では屈曲に作用します。

 

半腱様筋は坐骨結節より起始し、股関節においては伸展、膝関節では屈曲、内旋作用を持ちます。

 

※knee in toe outのアライメントや回外足に伴う下腿の外旋強制下では鵞足筋の負担が増大し、同部位への疼痛の原因(鵞足炎)となります。

 

ランディングとカッティングの女子アスリートパターンと前十字靭帯損傷(着地中のアライメント不全は、膝関節を過伸展させながら脛骨を内旋させ膝関節の最大屈曲角を10.5°小さくする)

 

前十字靭帯(ACL)損傷と女性選手(解剖学的因子:顆間切痕幅と膝関節の弛緩、ACL伸張強度や月経状態などの成長因子、性ホルモン因子とバイオメカニクス的因子:動作パターン、筋力不均衡、筋活動パターン)

引用・索引 スポーツ障害の理学療法

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