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スポーツ選手が疲労の発生を出来るだけ遅くして、パワー、スピード、スタミナを十分に発揮するための3つの対策

2014.07.19 | Category: トレーナー

古い疲労物質「乳酸」の新しいサイエンス

乳酸

激しい運動では筋肉が酸素を十分にもらえない条件下で収縮するために、グルコースやグリコーゲンが無酸素エネルギー代謝で分解されて乳酸を発生させてしまいます。

 

※乳酸は本来、酸素があれば炭酸ガスと水に分解されるもので、したがって、乳酸はグルコースやグリコーゲンの不完全燃焼物になります。

 

乳酸は酸性物質ですので、筋肉内の乳酸が高濃度になると、筋細胞内が酸性化しますので、エネルギー代謝系で働く酵素群が活性を低下させていきます。

 

※特にATP(アデノシン三リン酸)の合成、分解に働くATPアーゼは酸性化に弱く、すぐに働きをやめてしまうので、筋肉はエネルギーを生産できなくなり運動を低下させてしまい、これを「疲労」と呼びます。

 

 疲労の発生を遅くしパワー、スピード、スタミナを発揮する方法

 

スポーツ選手が疲労の発生を出来るだけ遅くして、パワー、スピード、スタミナを十分に発揮するためには次の3つの対策が必要になります。

 

①乳酸を発生させないようにする。

有酸素性エネルギー代謝でATP生産が出来るように、最大酸素摂取量を大きくするためのスタミナアップトレーニング(インターバルトレーニングなど)をする。

 

②TCAサイクルで乳酸を分解する

乳酸が発生しても速やかに筋肉内のミトコンドリアに運び込んで、スピーディにTCAサイクルで炭酸ガスと水に分解するシステムの性能をアップする。

 

③血中に乳酸を運ぶ

筋肉内に発生した乳酸を血中にどんどん運び出すシステムの性能をアップする。

 

※①のインターバルトレーニングには科学的研究によりすべての競技スポーツにて実践、応用されています。

※インターバルトレーニングによりスタミナがつきパワーやスピードのアップも出来るメカニズムには②や③に示された乳酸のミトコンドリアへの運び込みや血中への運び出しなど、新しい科学情報「乳酸トランスポーター」が関係していることが判明しています。

引用・索引 実践的スポーツ栄養学

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