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筋線維組成と遺伝(筋芽細胞はすでに、速筋線維になるべきか、遅筋線維になるべきか、遺伝子によって決まる)

2014.08.07 | Category: トレーニング

筋線維組成と遺伝

 

全身持久力と筋持久力をそれぞれ決める要因の中から共通項を探すと、筋線維組成ということになります。

 

Komi(1976)らは、一卵性双生児の%STがほぼ同じことから、筋線維組成がまず遺伝によって決まることを示しました。

 

したがって、持久的競技選手として資質は、まず、筋線維組成(%STが高いこと)という形で決定されます。

 

持久的競技選手はトレーニングによりつくれる

 

しかし、その後の研究から、持久的トレーニングによって、速筋線維が遅筋線維的なものに変わることがはっきりとしてきたため「持久的競技選手はトレーニングによってつくることが可能」と考えられるようになりました。

 

一方、筋力トレーニングによって遅筋線維が速筋線維的になることについては否定的な見解が多く、「スプリンターは素質で決まってしまう」可能性があります。

 

筋芽細胞

 

筋線維のもととなる細胞は、筋芽細胞と呼ばれますが、この筋芽細胞は発生時(胎児の前の段階)に体節板と呼ばれる組織から分かれ、筋となるべき場所に移動します。

 

※この時筋芽細胞はすでに、速筋線維になるべきか、遅筋線維になるべきか、遺伝子によって決まることが、筋の発生に関する近年の研究からわかりました。

 

しかし、その後、神経を切ったり、筋の活動を抑制したりすると、誕生時には本来遅筋線維になるべきものがすべて速筋線維になってしまいます。

 

※このことは、「トレーニングによって速筋線維が遅筋線維になる」ものと考えられていたものが実はそうではなく「遺伝的には遅筋線維となるべきものが、活動の低下などが原因でたまたま速筋線維になっていて、トレーニングによってそれらが本来の運命を取り戻す」ことを示しています。

引用・索引 究極のトレーニング 石井直方

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