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血中乳酸値を測定すると何がわかるか?(ピリオダイゼーション、休養)

2014.08.26 | Category: トレーナー

血中乳酸値

 

トレーニング現場で手軽に使える測定機として、ポータブルの血中乳酸濃度測定機が普及しています。

 

※血中乳酸濃度とは読んで字の如く、血液中の乳酸の濃度になり、一般的には「乳酸値」と呼ばれています。

 

乳酸

 

乳酸という物質は、運動をした結果、筋細胞内に発生する代謝産物です。

 

※乳酸の状態を調べることはトレーニングや休養の計画を立てるときに貴重な資料となります。

 

測定

 

測定方法はごく少量の血液を採り、それを機械の中に入れ、分析すると血液1㍑あたりの乳酸値が表示されます。

 

乳酸値を測定してわかることは運動のタイプによって異なり、まず、短時間の激しい運動の場合(短時間とは30秒~3分を指します)。

 

※陸上競技の種目でいえば400~800m、水泳でいえば、泳法にもよりますが、50~200mがそれに相当します。

 

これらの種目を全力で行った後に乳酸値の最高値がどれくらいであったかを測ります。

 

乳酸は筋肉で発生してから血液中に拡散するまで時間がかかるので、乳酸値は運動直後ではなく3~8分後に最高値を示すという特性があり、そのタイミングでとらえた最高値は、筋収縮のエネルギー獲得過程で乳酸性機構(解糖系)をどれだけ動員したかを示します。

 

※乳酸性機構(解糖系)では筋肉中のグリコーゲンが乳酸に分解される過程でATPが合成され、発生した乳酸の量が多ければ多いほど、この機構が利用されたことになり、これは短時間の運動の中で、持っている能力を可能な限り発揮したことを示します。

 

※なお、同じ短時間の運動でも30秒以下の運動の場合は乳酸性機構がほとんど動員されず、クレアチンリン酸からATPが作られる非乳酸性機構(ATP-CP系)が主となりますので、乳酸測定によって選手の能力を評価するには限界があります。

引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学

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