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有酸素性能力と乳酸測定の意義(Lactaate Threshold:乳酸性閾値:LT)

2014.08.27 | Category: トレーニング

乳酸値の上昇カーブ

有酸素性運動

 

有酸素性運動の乳酸値測定の場合、徐々に負荷を増していく漸増負荷による運動になり、実際には固定式自転車などが用いられ、1~3分毎に乳酸値を測定します。

 

この測定にてわかるのは、乳酸の発生量のカーブになります。

 

※運動の負荷を増していくと次第に乳酸の発生量も増していきます。

 

横軸に運動負荷の強度、縦軸に乳酸値を取ったグラフで示すと上記のようなカーブが描かれます。

 

このカーブは人によって異なり、それが有酸素性能力を評価するときに有力な情報となります。

 

このカーブが右に寄っていれば寄っているほど、一定の負荷に対する乳酸値が低いことを示します。

 

※有酸素性能力を評価する場合には乳酸値が低いほうが優れていると言えます(エネルギー獲得段階で乳酸性機構よりも有酸素性機構が多く使われている)ので、カーブが右に寄っている人は、それだけ有酸素性の能力が高いと評価されます。

 

長距離選手とタンパク質(1時間を超えるような運動を行う場合、エネルギー源として糖質、脂質のほかにタンパク質も利用される)

LT(Lactaate Threshold:乳酸性閾値)

実際の評価ではカーブ全体ではなく、カーブ上のいくつかのポイントが使われます。

 

その一つが「LT(Lactaate Threshold:乳酸性閾値)」と呼ばれているものです。

 

※LTは運動負荷を次第に上げていきながら乳酸値を測定した場合に、急激にその値が上昇し始めるポイントで、このポイントが現れる時期が遅ければ遅いほど有酸素性能力が高いことになります。

 

※次第に運動負荷を上げる状況で、LTの発現が遅いということは、それだけ高い強度の運動を乳酸値の上昇なしに、つまり筋肉の疲労なしに行えることを意味し有酸素性競技の種目では非常に重要な項目です。

 

トレーニングにおける乳酸値の推移

トレーニングによって有酸素性能力が高まれば、LTの発現が遅くなり、カーブが全体的に右に寄ってきます。

 

※トレーニングの内容評価という観点では、あるトレーニングを一定期間行った後に測定して、以前よりカーブが右側へ動いていれば、そのトレーニングは適切であったと評価できます。

 

長距離走のパフォーマンス向上のポイント(筋の面積当たりの毛細血管数とミトコンドリア密度を上げ酸素の拡散と利用を促し、1回拍出量と心拍出量を最大限に多くすること)

 

長距離ランナーのための有酸素性能力(VO2maxを向上させるには最大強度付近でのインターバルトレーニングが有効{58mL/kg/minを超える})

引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学

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