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持久系競技において後半急速にパフォーマンスが落ちる生理学的メカニズム(サッカー選手の場合、試合終了時に大腿四頭筋に含まれるグリコーゲン量は1/5になる)

2014.08.30 | Category: トレーニング

持久力の必要な競技

 

マラソンや長距離競技以外にも持久力が問われるスポーツ種目があります。

 

その代表的な種目がサッカー、ハンドボール、バスケットボールなどの球技になり、これらは前後半合わせて最大で90分間運動します。

 

前半は比較的よく動けていても後半になると運動量が減り、集中力も落ちるという現象が良く起こります。

 

赤血球に含まれるヘモグロビンは血液のO2運搬能力に関与するために40~50%低下した場合、酸素摂取量が減少し有酸素性能力が低下する

後半のバテる生理学的なメカニズム

後半になりバテるということは、マラソンと同じようにグリコーゲン量の低下になります。

 

グリコーゲン量が少なくなると筋収縮のエネルギー源であるATPを有酸素性機構で再合成できなくなります。

 

サッカーではこれを裏付けるデータがあり、サッカー選手の大腿四頭筋に含まれるグリコーゲン量を試合前、ハーフタイム、試合後に調べました。

 

運動後の糖質摂取(1.2g/kgの糖質を15~30分ごとに最大5時間摂取すれば、筋グリコーゲンの最大合成が可能)

 

a)試合前とハーフタイム、試合後の脚筋のグリコーゲン含量(アグネビク、1970)

脚筋グリコーゲン量
ゲーム前 1mg/100mg
ハーフタイム 0.4mg/100mg
ゲーム終了時 0.2mg/100mg

 

b)試合中の選手の動き(サルチン、1973)

移動距離
多い 12km(歩行:2.5km、ジョギング、スプリント:9.5km)
少ない 9.5km(歩行:4km、ジョギング、スプリント:5.5km)

 

 

一目瞭然、グリコーゲン量は時間とともに低下し、グリコーゲン量の多いグループのほうが全移動距離も長く、歩いている時間の割合も少なくなっており、運動量、質ともに高いことがわかります。

 

これらのデータから言えることは、サッカー選手も試合前には適切な食事によって脚筋のグリコーゲンのレベルを高めておくことが必要であり、あるいは、ハーフタイムに炭水化物食品やサプリメントを用いて効率よくグリコーゲンの素を補充することも後半のバテ防止に有効な対策となります。

 

同じ有酸素性運動をしても男性より女性が息切れするのはなぜか?(女性のほうが男性よりも、横隔膜の電気的活性化が大きくなる)

引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学

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