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スポーツで優秀な成績を収めるには大脳皮質の興奮水準を高める必要がある(大脳皮質をそれほど使わない人が大きな力を発揮することは生理学上は考えられない)

2014.09.28 | Category: トレーニング

スポーツ選手と脳

スポーツと脳の関係

スポーツばかりしていて、あまり勉強しない人のことを「あいつは頭も筋肉だ」ということがありますが、スポーツ選手は、本当に頭を使っていないのでしょうか?生理学的にいうと答えは「NO」です。

 

筋肉が大きな力を発揮するためには大脳の興奮水準を高める必要があり、したがって大脳皮質をそれほど使わない人が大きな力を発揮することは生理学上は考えれません。

 

さらにスポーツ動作においてはただ単に力を出すだけでなく「力の大きさ」「方向」「タイミング」の3要素を意識的にコントロールして力発揮することが大切です。

 

それらは非常に頭(大脳皮質)を使う作業になり、スポーツ動作で優秀な成績を収めるには、大脳皮質、特に創造性を司る前頭葉の機能が高いことが求められます。

 

先の3要素を自分自身の意思でコントロールしなが動作するのが重要なのであって、何も考えずに漫然と動作をし、コーチにいわれるままにロボットのように身体を動かすのも上達は望めません。

 

ところが、コーチの側がこの生理学的原則を無視し、選手が大脳皮質を使うことを許さず一方的に指導をしてしまうケースがよくあり、そのように指導された選手は意外に早く競技成績の頭打ちがきますし、壁にぶつかったときにそれを乗り越えられずに潰れてしまいます。

 

運動単位の動員を増やし、競技能力を上げるには大脳の興奮水準を高めるトレーニングが重要になる(大脳の興奮水準が高ければ高いほど、発揮される筋力は大きくなる)

 

 

 

脳と意識性

脳を取った状態で筋肉に刺激を与えても、筋肉は太くなります。

 

しかし、鍛えられた筋肉を使うのは脳であり、脳が適切に機能しなければ意味を成しません。

 

トレーニングをするときには、選手自身が脳の制御機能を高めるという意識を持って、そのトレーニングの目的、方法、結果、波及効果などをしっかり考えながら行わなければなりません。

 

ジュニア野球選手のトップアスリートとしてスキル向上を目指す際に重要とされる能力(「完成像、理想像を明確にもつ」「運動観察眼をもつ」「動きのコツを明確に挙げることができる」「指導者や仲間の「ことば」を理解できる」)

 

求心性刺激

臨床医学の現場ではこのような脳と筋肉のつながりに着目してリハビリテーションが行われています。

 

脳梗塞などにより半身麻痺などの障害を負った人がリハビリを行う際に、筋肉を動かして脳に対して刺激を与えるというものです。

このように末梢から中枢に刺激を送ることを「求心性刺激」といい、この刺激によって脳を活性化させようとするものです。

 

自分自身で筋肉を動かすことが困難な場合には、人の手を借り他動的に筋肉を動かして同じように脳のリハビリ効果を狙うという方法もあります。

 

運動学習と神経基盤(運動の学習は運動神経系だけではなく視覚、聴覚、体性感覚などの知覚と認知も関与し、動きが未熟である場合、感覚からの情報がないと上達しない)

引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学


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