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競技選手は筋肉をどこまで肥大させれば力発揮の効率が良くなるのか?(筋線維の走行方向と羽状角の関係)

2014.10.01 | Category: トレーニング

筋肉は太ければ太いほど力があるのか?

競技選手と筋肥大

筋の横断面積と力発揮

筋力は筋肉の横断面積に比例するという原則に従えば、筋肉は太ければ太いほど大きな力が出ることになり、太く大きな筋肉を持つボディビルダーは原則的には力が強いといえます。

 

しかし、太くなるにしたがって、物理的な問題が作用し力発揮の効率が悪くなるという事実もあり、それは、筋線維の走行方向に関係があります。

 

筋線維は、1本1本が腱につながり一定方向に伸びていきますが、その1本1本が太くなればなるほど、物理の法則によって骨に対する角度(羽状角)が大きくなってきます。

 

※横から見ると筋線維が立っているように見えます。

 

筋線維が立ってくると、筋線維が発揮した力を骨に作用する効率が悪くなります。

筋が所定の負荷を挙上するために必要な短縮性収縮が発揮できなくなることと筋肥大(運動単位と代謝ストレスの増加を極限まで促す)

ボディビルダーと競技スポーツ選手

筋肥大トレーニングの特徴は、バーベルなどの重量物を比較的ゆっくりと挙げ下げする点で、この動作のうち、ゆっくりと下ろす際の刺激に筋肉を太くする作用があり、ダンベルカールを例にとれば、挙げる時は上腕二頭筋は短くなりながら力を発揮する(短縮性筋収縮)の動作に対して、ダンベルを下ろす際の上腕二頭筋は伸ばされながら力を発揮すること(伸張性筋収縮)になります。

 

この伸張性筋収縮によって筋肉が壊され、その後の修復作用によって元の太さよりも太くなるのです。

 

このような動作スピードが遅いトレーニングでは、ゆっくりとした動きの中での力は強くなりますが、素早い動きの中でのそれは変わりません(これをトレーニングでの「動作速度の特異性」といいます)。

 

上記のことから、見せるための筋肉と動くための筋肉のトレーニング方法には、違いがあり、スポーツ選手が筋肉を太くするという目的でボディビルダー的な筋力トレーニングを一時的に行うのは間違いではありませんが、太くなった筋肉を専門種目の動作スピードに合わせて機能的に使うトレーニングを別に行わなくてはなりません。

 

アスリートの筋肥大とセット間の休憩を考える(短い休息時間(1~2分)と高強度の量-負荷の機械的刺激はホルモン応答、代謝反応を促進する)

引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学

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