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運動単位の動員を増やし、競技能力を上げるには大脳の興奮水準を高めるトレーニングが重要になる(大脳の興奮水準が高ければ高いほど、発揮される筋力は大きくなる)

2014.10.02 | Category: トレーニング

火事場の馬鹿力

運動単位の動員を増やすには

火事場の馬鹿力という表現があります。

 

火事に見舞われた時ような切羽詰まった時、人間は思わぬ力を発揮することを言い表した言葉ですが、これは本当に存在します。

 

普段開店休業状態にある筋肉が何らかの理由により活動し、信じられないような力が出る現象です。

 

筋力を最大化するためのトレーニング(神経筋系は、断面積、筋原線維の数、筋量、運動単位の動員を増大させ、運動能力を改善同期性を高めることにより適応する)

運動単位

筋肉は多くの筋線維によって構成され、いくつかの筋線維が一つの神経細胞(運動ニューロン)によって支配されています。

 

神経細胞は中枢につながっていて、運動が行われる際は大脳からの刺激(インパルス)が神経細胞を伝わって筋肉が活動します。

 

筋線維とそれにつながっている神経をひとまとまりとして「運動単位」といいます。

普段私達が運動をする際には、限られた運動単位しか使っておらず、これは、身体に予め備わっている生体防御機構の一つで、いざというときのために余力を残しておく抑制本能といえます。

 

火事場の馬鹿力は、この抑制が外れ、普段以上の運動単位が動員された状態、もしくは、大脳から筋肉への刺激の量が多い状態です。

 

筋が所定の負荷を挙上するために必要な短縮性収縮が発揮できなくなることと筋肥大(運動単位と代謝ストレスの増加を極限まで促す)

 

大脳の興奮水準を高めるには

スポーツのトレーニングは、いわば意図的にこの火事場の馬鹿力状態に近づける訓練をしているといえます。

 

筋肉をトレーニングしているつもりでも、実は神経系、ひいては大脳をトレーニングしているということです。

 

運動単位の動員は、大脳の興奮水準が高ければ高いほど、発揮される筋力は大きく、これを踏まえるとトレーニングでは、大脳の興奮水準を高めるトレーニングもしなければなりません。

 

そのための方法の一つに、筋力発揮の際の集中力の高度化があり、その代表的な例が「かけ声」です。

 

※無意識にかけ声をかけている人が多いですが、生理学的にも意味があり、筋力を発揮する瞬間に声を出すと、大脳の興奮水準が高まり一時的に筋出力が高まります。

また、筋力トレーニングを行うとき、鏡の前に立って鍛えるべき筋肉を見ながら行うのも良い方法で、その筋肉に対して集中力が高まり、同じく大脳の興奮水準が高まり、トレーニング効率も上がります。

 

※トレーニングジムの壁面に鏡が多い理由はそれも理由の一つになります。

 

筋肉が大きな力を発揮するためには、大脳皮質の興奮水準を高める必要がある(求心性刺激とリハビリテーション)

引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学

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