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スポーツ選手の運動強度と免疫機能の関係(ハードトレーニングを継続していると、ナチュラルキラー細胞の数が減少する)

2014.10.12 | Category: トレーニング

健康と競技能力

有酸素性運動

スポーツ選手と免疫系

スポーツ選手がトレーニングをする第一の目的は、専門とする種目のパフォーマンス(競技力)を高めることで、筋力や持久力といった体力向上の目的もパフォーマンスに直結しています。

 

こうして高められた体力を「パフォーマンス・リレイテッド・フィットネス(Performance Related Fitness)」と呼びます。

 

一方、健康で適度に活動的な日常生活を送るための体力を「ヘルス・リレイテッド・フィットネス(Health Related Fitness)」と呼びます。

 

この両者は底辺の部分では重なっていますが、競技レベルが高くなればなるほど、相反する関係になってきます。

 

運動時の免疫系の変化(オーバートレーニング時には一過性の免疫応答の抑制状態が続く)

ナチュラルキラー細胞

トレーニングは目的にもよりますが、一定レベル以上に強度が高くなれば十分な効果が望めません。

 

競技レベルが高まるに従って、トレーニング強度も高くしなければならないので、一流選手ほど身体に激しい負荷をかけます。

 

しかし、それは、ヘルス・リレイテッド・フィットネスに対して影響を与えます。

 

それは、免疫力の低下という現象で説明でき、生体防御反応の一つとして、私たちの身体の中にはナチュラルキラー細胞というものがあり、この細胞は外部から侵入した細菌を殺す役目を果たします。

 

しかし、ハードトレーニングを継続していると、このナチュラルキラー細胞の数が減少するとの研究報告がされており、これが免疫力の低下になります。

 

よくある例として、インフルエンザが流行しているとき、コーチより選手のほうが先に倒れる、また、合宿中に皆が同じ食事をしていて食中毒が発生したとき、コーチより選手のほうが症状がひどいというケースが見られます。

 

運動強度と免疫機能

スポーツ選手は健康であることが強くなるための基本条件です。

 

ハードトレーニングの代償として頻繁に風邪をひいていたのでは、トレーニングは一進一退を繰り返すばかりでレベルが向上しません。

 

その意味でも日頃のコンディショニングが重要で、特にハードトレーニングを行う時期、急に運動強度が上がる時期(シーズン前の合宿時など)は免疫力が低下する可能性が高いので、その分、コンディショニングにも細心の注意を払わなければなりません。

 

免疫機能(身体の中に侵入する病原性微生物やガン化した細胞などの異常細胞を破壊あるいは無害化して排除する仕組み)

一般論として「身体を鍛えると風邪をひかない」とか「スポーツをすると身体が強くなる」と昔から言われます。

 

これらは十分に根拠のあることで、確かにスポーツをすると防衛体力が向上し、病気や怪我に強い身体を得ることができます。

 

ただし、それは、スポーツを健康作りの手段としてとらえた場合の話で、いわゆる競技スポーツに取り組む場合は、少し様子が異なってきます。

 

競技の前ではプレッシャーもかかり精神的にも追い込まれ、怪我をし障害を引きずることもあり、決して健康的ではなく、スポーツで強くなればなるほど、かえって風邪をひきやすくなるくらいの認識で健康管理を行っていたほうが間違いがないかもしれません。

 

高強度トレーニングと免疫系(糖質には、高強度の持久系エクササイズに応答して起こる免疫細胞とサイトカインの乱れを制御する働きがある)

引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学


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