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ブログ記事

運動すると肩こりや腰痛が緩和するのはなぜか?(血流量低下は、乳酸から分解した水素イオンが細胞の外に浸出し、ヒスタミンなどの発痛物質を発生させ、痛覚を刺激し筋肉に凝りや痛みを生じさせる)

2014.10.14 | Category: アスレティックリハビリテーション

肩凝りや腰痛の痛みの原因

 

同じ姿勢を長時間維持していると、肩こりや腰痛になることがあります。

 

デスクワークや自動車の運転をすることが多い人は、このどちらかを必ずといっていいほど経験しています。

 

肩凝りや腰痛の原因の一つとして考えられているのが、筋肉に対する血流量の減少によって患部の筋肉に乳酸など疲労物質が停滞してしまうことです。

 

特にスポーツ活動をしなくても、姿勢維持をするだけで肩(肩甲骨周辺)や腰の筋肉は持続的な収縮を繰り返します。

 

その結果、代謝産物として乳酸が生じ、身体をダイナミックに動かしていないとその筋肉への血流量は減りますので、発生した乳酸を再利用したり、運び去る効率が悪くなり停滞します。

 

すると、乳酸から分解した水素イオンが細胞の外に浸出し、ヒスタミンなどの発痛物質を発生させ、発痛物質が痛覚を刺激し筋肉に凝りや痛みを生じさせます。

 

運動による血流量の増加「ミルキングアクション」

 

患部周辺の筋肉を能動的に動かすことで、患部への血流量を増加させ、乳酸の代謝を促進し、その結果、上記の悪循環が改善され、肩凝りや腰痛の症状が緩和します。

 

この場合の運動は、筋肉の収縮と弛緩の落差が大きい程血流量が増加しますので、静的な運動よりダイナミックが運動のほうが効果的になります。

 

※運動による血流量が増加する作用は「ミルキングアクション」と呼ばれます。

ミルキングアクションは筋肉が収縮した時にその圧力で静脈が圧迫され、次に弛緩した瞬間に静脈が開いてドッと血液が流れる現象です。

 

マッサージを受けると肩凝りや腰痛は緩和されますが、これは外部からの刺激によって筋肉にミルキングアクションを起こさせて疲労物質の流れる現象を起こしています。

 

なお、運動によって筋肉に溜まった疲労物質を洗い流すというメカニズムは、スポーツ活動後のクーリングダウンとまったく同じで、長時間デスクワークをした後などは、スポーツ後にクーリングダウンを行うのと同じ感覚で、少し身体を動かす習慣をつけると、肩凝りや腰痛予防になります。

 

なお、筋力低下も肩凝り腰痛の大きな原因になるといわれており、特に腰痛の場合、腹筋群の筋力低下により、腹圧が低下し、腹部全体が前に押し出される状態になって腰椎に負担がかかり、痛みの症状が出るといわれています。

 

したがって、筋力トレーニングによって腹部を鍛えておくことも、腰痛予防の重要な対策になります。

 

特殊な腰痛の治療(機械的刺激痛と神経障害痛)

引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学


松井薫式腰痛改善ストレッチプログラム

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