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スポーツの成績と食事(試合前の食事ばかりではなく、普段の食生活が最も影響する)

2014.10.15 | Category: トレーニング

トレーニングの重要な3要素

 

スポーツの競技力を高めるには「トレーニング」「栄養」「休養」の3要素が欠かせません。

 

中でも栄養については、その重要性を裏付けする研究がいろいろと行われています。

 

トレーニングと栄養

 

スポーツ栄養学の歴史をひもとくと、その黎明期に行われた有名な研究報告があり、1928年アムステルダムオリンピックのマラソンに出場した選手がレース前に何を食べたかを調べた研究になります。

 

このレースには日本選手も山田兼松、津田清一郎の2名が参加しており、結果は4位と6位という良好な成績を残しました。

 

彼らはレース前およそ2時間30分~3時間前に米飯(おにぎり)などを中心とする食事を摂っています。

 

これに対してアメリカ、メキシコの選手たちは同じく2時間後30分~3時間前に肉と卵を中心とする食事を摂っていました。

 

彼らは、レースの成績が悪かったばかりではなく、ゴール後の疲労感も大きく、血糖値を測ってみると日本選手よりも低血糖状態になっていたといいます。

 

この研究から、長距離のレース前にはタンパク質よりも炭水化物を中心とする食事を摂るほうが重要との結論が導き出されました。

 

その結果、持久系種目だけではなく、ほとんどのスポーツで試合前には筋活動の直接的なエネルギー源となる炭水化物を摂取するという常識が出来ました。

 

試合前の食事

 

試合前には緊張状態となり胃腸の消化吸収能力が低下しますので、そこで、胃腸に優しい炭水化物の食品(おかゆ、おにぎり、うどん)が勧められます。

 

肉類に代表されるタンパク質は試合後、ダメージを受けた筋肉の修復材料として摂るほうが効果的であることも広く知られることになりました。

 

競技成績に直接影響する試合前の食事ばかりではなく、普段の食生活もスポーツ選手には当然重要になり、上記の3要素の「栄養」は普段の食生活をコンディショニングの一環として指します。

 

良好なコンディションでハードトレーニングを行えば、それだけ効果が上がり、量・質ともに過不足ないバランスの取れた食事を摂ることが良好なコンディションを作り、トレーニングの充実、競技成績の向上につながります。

 

食事内容が不十分だとコンディションを崩しやすく、トレーニングの効果を十分に得ることができません。

引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学

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