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長時間運動による筋疲労の原因(ミトコンドリアの疲労耐性と筋グリコーゲン量減少)

2014.10.20 | Category: トレーニング

ミトコンドリアの量

 

ミトコンドリアでは、酸素を利用してATPが産生され、この反応は酸化的リン酸化(oxidative phosphorylation)と呼ばれます。

 

長時間の運動では、酸化的リン酸化により需要に応じたATPが供給され続けることが、運動を継続するうえで必須になります。

 

したがって、ミトコンドリアを多く含んでいれば、酸化的リン酸化を介して、より多くのATPを供給できることになります。

 

需要に対してATPの供給が下回ると、無機リン酸(Pi)の蓄積が始まるために筋疲労が起こります。

 

※ST線維(遅筋線維)が高い疲労耐性を有している(疲れにくい)のはミトコンドリアを豊富に含んでいるためです。

 

筋グリコーゲンの減少

 

マラソンのような長時間の運動では、Piの蓄積が起こらなくても筋疲労を生じることがあります。

 

このような運動では、疲労困憊時には、筋に含まれているグリコーゲン(glycogen)は、例外なく枯渇しています。

 

また、運動前の筋グリコーゲン量が多いほど、運動継続時間が長く、これらのことは、筋グリコーゲンの減少が要因であることを示すものになります。

筋グリコーゲンの約80%は細胞内の器官に結合しており、それによって器官の構造は堅固に保持され、安静時では、ジヒドロピリジン受容体(DHPR)やCa2+放出チャンネルにもグリコーゲンが付着しており、その状態でこれらの器官は正常に機能しています。

 

筋グリコーゲンが減少すると筋が疲労するのは、これらの2つの器官に付着しているグリコーゲンが低減すると器官の構造が変化し、DHPRからCa2+放出チャンネルへのシグナル伝達が、十分に行われなくなるためであると考えられています。

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説


一人一人の目的・体に合わせた個別のトレーニングメニューを処方する新感覚トレーニング 『Dr.9 (ドクター9)』須賀一柳 (スガカズヤ )

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