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筋線維の種類(遅筋(slow-twitch:ST型)線維と速筋(first-twitch:FT型)線維に選別される)

2014.10.29 | Category: トレーナー,トレーニング,ブログ

1.筋線維の種類

 

人の骨格筋線維は、遅筋(slow-twitch:ST型)線維と速筋(first-twitch:FT型)線維に選別され、FT線維はさらにFTa線維とFTb線維に細分され、また、ST線維はtypeⅠ線維、ST線維はtypeⅡ線維と呼ばれることもあります。

 

2.筋線維の収縮特性

 

①最大短縮速度

 

筋線維の最大短縮速度は、平均値ではFTb>FTa>STの順で高く、ST線維と比較するとFTb線維では約4.1倍、FTa線維では約2.3倍になります。

 

最大短縮速度の決定因子は、ミオシンATPaseの活性(ATPを分解する速度)で、活性が高いものほど短縮速度は高くなります。

 

②等尺性最大張力

 

単位面積当たりの等尺性最大張力は、ST線維よりFT線維のほうが高くなりますが、最大短縮速度にみられるほどの違いはなく、また、FTa線維とFTb線維間には、違いは見られません。

 

FT線維のほうが発揮張力が大きいのは、ST線維より筋原線維がよく発達しているからになります。

 

③疲労耐性

 

人の筋線維を3,000回収縮させたときの収縮後の張力は、FTb線維ではほとんど0になりますが、ST線維では数%、FTa線維では10数%程度しか低下しません。

 

FTbでは、極めて疲労しやすく(疲労耐性が極めて低い)線維であるといえます。

 

疲労耐性はミトコンドリアの量(ミトコンドリアの数と個々のミトコンドリアの大きさ)によって変化し、その量はST>FTa>FTb線維の順で高くなります。

 

3.筋線維組成

 

ほとんどの骨格筋では、上記の3種類のタイプの線維が混在しており、それぞれの割合のことを筋線維組成(muscle fiber composition)といいます。

 

筋線維組成は同一の固体内であっても筋によりことなり、また、解剖学的に同一の筋でも個体差がみられる場合が多くなります。

 

※歩いたり、走ったりする際に主動筋である外側広筋や腓腹筋では、ST線維の占める割合は平均では約50%ですが、ST線維やFT線維が極端に(80%)多く含んでいるものもみられ、例外として、下肢のヒラメ筋では、誰もがST線維を多く含んでいます。

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説

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