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酸素借とパフォーマンス(エネルギー供給系からトレーニングを考える上で貴重な情報)

2014.11.14 | Category: トレーナー,ブログ

1.最大酸素借

 

無酸素性エネルギー供給系の評価として、「最大酸素借」が用いられます。

 

有酸素性エネルギー供給系の評価指標として「最大酸素摂取量」が用いられますが、両者を評価することは、競技者としての適性を知る有効な手段になります。

 

これらの二つのまったく異なるエネルギー供給系を、運動中の酸素需要量と酸素摂取量を算出することで評価できることは、パフォーマンスとの関係を検討する上で非常に重用な点になります。

 

 

10秒~3分程度で疲労困憊に至るような運動中の有酸素性エネルギー供給の貢献度をみると、30秒の最大運動では約29%、1分の最大運動で約40%が、2分の最大運動では約60%に達します。

 

また、200~1500mまでのトップの陸上競技選手を対象とした研究では、走行中の有酸素性エネルギー供給の貢献度は、200m(平均22秒)で29%、400m(平均49秒)で43%、800m(平均1分53秒)で66%、1500m(平均3分56秒)で84%に達すると報告されています。

 

運動時のエネルギー供給機構から考えると、有酸素性と無酸素性の貢献度の比率が等しくなるのは、陸上選手で例えると400mと800mの間であり、時間でいうと1~2分になります。

 

最大酸素借とパフォーマンスの関連性は、無酸素性エネルギー供給の貢献度(比)が高い100~400mの記録との間に、また、800m以上の競技記録は最大酸素摂取量との間に見られ、これらの結果は、エネルギー供給系の特徴から見たトレーニング処方のあり方を考える上で貴重な情報といえます。

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説

 

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