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乳酸生成の生理的な意義(運動中、酸素供給が不十分な場合にエネルギー生産を維持するため)

2014.11.17 | Category: トレーナー,ブログ

1.乳酸生成

 

酸素が十分に供給できない状況下でも、エネルギーを生産しなければならない場合があり、短距離走がその状況下にあります。

この時に、乳酸が産生されます。

 

 

ブドウ糖は、解糖系でピルビン酸まで代謝された後、酸素が供給された後、酸素が供給されている場合(有酸素代謝)はピルビン酸はオキザロ酢酸とアセチルCoAに代謝されてクエン酸回路に入り、さらにエネルギー生産に利用されます。

 

解糖系では、グリセルアルデヒド-3-リン酸が1,3-ビスホスホグリセリン酸に代謝される時に、NADHが生成されます。

 

NADHは酸化的リン酸化によってNAD+に変換され、そして、再びグリセルアルデヒド-3-リン酸を1,3-ビスホスホグリセリン酸に代謝される過程で利用されます。

 

しかし、酸素の供給が不十分な場合は、NADHを酸化的リン酸化でNAD+に変換できないためにNAD+が不足し、その結果、グリセルアルデヒド-3-リン酸を代謝できなくなり、解糖系でエネルギーが生産できなくなります。

 

このとき、ピルビン酸が乳酸に代謝されることによってNADHがNAD+に変換されれば、解糖系でのエネルギー生産が維持されます。

 

このように運動中に乳酸が生じるのは、酸素供給が不十分な場合にエネルギー生産を維持するための代謝の結果になります。

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説

 

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