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運動と神経内分泌系(標的臓器自体が変容(筋細胞自体の肥大や受容体の増加))

2014.11.29 | Category: トレーナー,ブログ

1.運動と内分泌

 

負荷を徐々に上げるトレッドミルで走る場合、だんだんペースを上げると呼吸が荒くなり、運動継続が困難になります。

 

血中には乳酸やアンモニアなど、種々の代謝産物が増加し始め、ph値も低下し始めます。

 

この時、脳と身体を共に活性化するホルモンが血中に分泌され、筋や肝臓に蓄えられたエネルギー源(グリコーゲンなど)を分解し、必要なエネルギーを供給します。

 

こうしたホルモン分泌を統括するシステムを「内分泌系」といいます。

その統合中枢は脳(間脳)の視床下部にあり、視床下部には種々のペプチドを作る神経が局在しており、多くのペプチドホルモンを作り、多くは脳下垂体前葉に分泌し(神経内分泌)、他は下垂体後葉まで運ばれた後、そこから血中に分泌されます。

 

脳下垂体前葉は視床下部からペプチドホルモンを受けると、ホルモンの種類に応じて異なる細胞が応答し、5種類のホルモン(成長ホルモンなど)を合成し、血中に分泌します(内分泌)。

 

これらのホルモンは、糖-脂質のエネルギー貯蔵庫である肝臓や脂肪細胞、循環の要である心筋細胞や容量血管、水分代謝の要として腎臓などに運搬されます。

 

2.受容体

 

 

これらの器官(標的器官)の細胞には、ホルモンの種類に応じた特異的な受容体が備わっており、ホルモンによる刺激作用を受け止めると、細胞内の酵素を次つぎに変化させることで情報を伝達し、最終的には核からの情報を転写・翻訳することで種々の生理作用を起こします。

 

3.運動時の情報伝達の起源

 

 

視床下部の興奮に端を発する運動時の情報伝達の起源については不明な点がまだまだ多いという研究結果があり、少なくとも、大脳皮質の運動野や島皮質からの遠心性信号に加え、活動筋からの求心性信号が、視床下部に統合されて運動野の種々のホルモン応答を起こす可能性があるとされています。

 

また、運動を繰り返し行うと(トレーニング)、ホルモン分泌応答も変容し、これは、ホルモンの標的臓器自体が変容(筋細胞自体の肥大や受容体の増加)など、偶然が必然に変わるなど運動適応の反映ともみることができます。

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説

 

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