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特殊な腰痛の治療(機械的刺激痛と神経障害痛)

2013.03.08 | Category: ヘルスケア

特殊な腰痛

「下背部と脚に常に刺すような灼熱痛がありますか?。強い痛みで、電気ショックのような痛みはありますか?」

 

腰の痛みにて、腰痛が実際には脊椎とほとんど関係がないこともあり、さらに痛みは奥の神経から来ている場合もあり、神経の損傷や病変による神経障害痛を患い、それにより、神経が興奮し過敏になり、時とともに痛みが悪化していきます。

 

運動すると肩こりや腰痛が緩和するのはなぜか?(血流量低下は、乳酸から分解した水素イオンが細胞の外に浸出し、ヒスタミンなどの発痛物質を発生させ、痛覚を刺激し筋肉に凝りや痛みを生じさせる)

イギリスでは

腰痛持ちのイギリス人のうち、3分の1に至る人が神経障害痛にかかっていると推定されています。

 

そのような患者は自分の痛みを関節や椎間板から生じる構造的なものだと思っていますが、不運にもこれでは正しい治療を受け損ない、多くの場合、不要に苦しみを経験し続けることになります。

 

「神経障害痛は通常の腰痛とは異なる治療が必要です」と腰痛を専門とするシェフィールド の一般開業医(GP)オリー・ハート(Ollie Hart)医師は説明します。

 

ハート医師は「パラセタモール(paracetamol)、イブプロフェン(ibuprofen)、コデイン(codeine)などの薬は神経障害痛にはあまり効かないのです。

 

このような薬は痛覚受容器をブロックするもので、神経そのものに作用する訳ではないからで、神経障害痛には異なるアプローチが必要です」と言います。

 

これまでGPは腰痛をひとまとめに考えがちでした。けれど、この20年の研究で、神経痛や神経障害痛は別の症状だということがわかってきました。

 

腰痛の種類

通常、腰痛は痛みや疼痛を伴いますが、神経障害痛の特徴は、突然の、刺すような、電気ショックのような痛みです。

 

多くの場合、患者は灼熱痛、チクチクするような痛みだと形容しています。(両方のタイプの痛みを同時に感じることもあります。)
製薬会社ファイザー(Pfizer)が2,700人の腰痛患者を対象とした最近の調査では、約3分の1が焼けるような、電気ショックのような痛みなど、神経障害痛の症状を報告しており、神経障害痛に適切で迅速な治療を行わないと、痛みが慢性になる可能性がある、とハート医師は言っており、さらに「痛みの対処が遅れると、神経の興奮状態が永久に続くことがあります」と続けます。

 

神経障害痛は多くの場合、椎間板ヘルニアなど機械的な問題に起因し、脊髄の椎間板が突出し、中身が押し出され、神経を刺激するのです。

 

また、糖尿病(血糖値のコントロールが上手くできないと神経の損傷につながります)や帯状疱疹が原因となることもあります。

 

そして、神経障害痛は脳卒中の後や、がんや多発性硬化症の患者に生じることもあり、単に神経が圧迫されたことで起こることもあり、神経の圧迫は、関節炎で関節が厚くなることでよく起こります。

 

※坐骨神経痛も神経障害痛の一種です。(下背部から足に流れている坐骨神経が圧迫されています。)

 

大腰筋の活動:腰痛と自律神経系(交感神経)の関係

 

 イギリスでの見解

イギリスの健康監視団体である英国国立医療技術評価機構(National Institute for Clinical Excellence (NICE))は、神経障害痛の最良の第一選択薬として、抗鬱剤のアミトリプチリン(amitriptyline)とてんかん薬のプレガバリン(pregabalin)を推奨しています。
アミトリプチリンは神経の受容器を抑制し、興奮しにくく、安定させ、痛みの信号を誘発しにくくし、プレガバリンも神経の反応性を弱めますが、メカニズムは異なります。

 

「神経障害痛と機械的な痛みには重なる部分がたくさんあり、紛らわしい場合があります。人工関節置換後にまだ機械的な痛みを感じる人は、関節の周りの組織に神経の損傷がある可能性もあることも、研究でわかりました。

 

高血圧の治療のように、腰痛の様々な要素を治療するためには、鎮痛剤などの薬を組み合わせて使うことが必要になるでしょう」

 

ソース(記事原文):メールオンラインヘルス

メールオンラインヘルス― ジョー・ウォーターズ(Jo Waters) 著



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